中公新書<br> 倫理学入門―アリストテレスから生殖技術、AIまで

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中公新書
倫理学入門―アリストテレスから生殖技術、AIまで

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  • サイズ 新書判/ページ数 278p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121025982
  • NDC分類 150
  • Cコード C1212

出版社内容情報

「人は助け合うべきだ」と説かれて否定する人はいないだろう。しかし、なぜ助けるべきか、どこまですべきか、と問われたら返答に窮すかもしれない。倫理学は、一般に「善い」とされる価値について、立ち止まり吟味する学問である。本書は、その主要理論を紹介。さらに、医療、人工知能など最先端技術がはらむ問題や、戦争、移民、環境破壊などの課題をとおして、思索を深める。理論を説き、生き方を問う倫理学入門。

内容説明

善と正の違いは何か。権利と義務の関係とは―。倫理学の基礎からはじめて、法、政治、経済、宗教と倫理を関連づけながらその意義を再考する。アリストテレスやカントらによる5つの主要理論を平易に概説。さらに、グローバル経済、戦争、移民、安楽死、環境破壊、人工知能など現代社会の直面する難題について倫理学の観点から考察する。社会契約論や功利主義にかんする10の図解と26名の思想家のコラム付き。

目次

第1章 倫理とは何か。倫理学とはどういう学問か。
第2章 代表的な倫理理論
第3章 ひととひと
第4章 ひととその体
第5章 ひととひとではないもの
第6章 倫理的な観点はどこからくるのか

著者等紹介

品川哲彦[シナガワテツヒコ]
1957年神奈川県生まれ。1987年、京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。広島大学総合科学部助教授などを経て、関西大学文学部教授。哲学・倫理学専攻。京都大学博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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サケ太

21
倫理学とは、何か。高校の授業で倫理を受けたが、どちらかといえば歴史的な哲学者や彼らの言葉を覚える授業だったように思う。なので、今回の書籍はある意味で本当の倫理学、哲学やその考えを生かすその先を見れたように思う。法、政治、経済、宗教、そして医療、その先の未来についても守られるべき倫理について語られる。かつての、そして現代の思想家(哲学者)たちについても大まかに知ることが出来たのは収穫。倫理は、時代に応じて変化してきた。疑問として、国によっても倫理観、もしくは思想というものは差が生じるのではないかと思った。2020/09/01

venturingbeyond

17
とにかく盛りだくさんな倫理学入門書。「倫理」の定義。代表的な倫理学理論の概説、社会科学の規範理論としての倫理学、生命倫理、環境倫理、工学倫理、倫理的審級と倫理的思考・判断の淵源についての考察、と扱ってあるテーマを眺めただけで、一つひとつで新書1冊に値する。規範理論に目端が利く人には俯瞰図を再確認する一冊であるが、果たして初学者に適切な入門書となっているかと言われれば、少々疑問も...。巻末の参考文献リストも、もう少し充実したものにしてもらえれば、ありがたかったかな。2020/12/27

ネムル

16
前半の倫理学の諸概念については、社会契約論→義務論→功利主義→共感理論→徳倫理学の配列がわかりやすく、要所要所の語の難しさを除けば内容を掴みやすい。ハンス・ヨナスと未来倫理学についての言及も面白い。ただし、後半の応用倫理学については、倫理学の諸概念からの応答があまり噛み合っていないように感じた。2021/04/25

Hepatica nobilis

15
 倫理学を全体から見渡した第1章が手際よく倫理学の性質をまとめ、法とか政治、経済との不可分な関係について述べる。応用倫理に踏み込む後半は広範な範囲をいくつかピックアップした体で、もちろん副題のようにアリストテレスからAIまでカバーできるはずもない。次はプラグマティズムとか功利主義の本を読もうかと。この本もおもしろい。2022/11/08

ケー

14
前半が倫理学理論の概観。後半が個別具体的なテーマを論じる形。まさに入門。倫理学者の小さな紹介もあるのでとっつきやすくて読みやすい。大学生にもおすすめ。2021/06/19

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