出版社内容情報
「人は助け合うべきだ」と説かれて否定する人はいないだろう。しかし、なぜ助けるべきか、どこまですべきか、と問われたら返答に窮すかもしれない。倫理学は、一般に「善い」とされる価値について、立ち止まり吟味する学問である。本書は、その主要理論を紹介。さらに、医療、人工知能など最先端技術がはらむ問題や、戦争、移民、環境破壊などの課題をとおして、思索を深める。理論を説き、生き方を問う倫理学入門。
内容説明
善と正の違いは何か。権利と義務の関係とは―。倫理学の基礎からはじめて、法、政治、経済、宗教と倫理を関連づけながらその意義を再考する。アリストテレスやカントらによる5つの主要理論を平易に概説。さらに、グローバル経済、戦争、移民、安楽死、環境破壊、人工知能など現代社会の直面する難題について倫理学の観点から考察する。社会契約論や功利主義にかんする10の図解と26名の思想家のコラム付き。
目次
第1章 倫理とは何か。倫理学とはどういう学問か。
第2章 代表的な倫理理論
第3章 ひととひと
第4章 ひととその体
第5章 ひととひとではないもの
第6章 倫理的な観点はどこからくるのか
著者等紹介
品川哲彦[シナガワテツヒコ]
1957年神奈川県生まれ。1987年、京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。広島大学総合科学部助教授などを経て、関西大学文学部教授。哲学・倫理学専攻。京都大学博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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サケ太
venturingbeyond
ネムル
Hepatica nobilis
ケー