中公新書<br> 科学技術の現代史―システム、リスク、イノベーション

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科学技術の現代史―システム、リスク、イノベーション

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  • サイズ 新書判/ページ数 230p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121025470
  • NDC分類 502.53
  • Cコード C1240

出版社内容情報

第2次世界大戦後、科学技術の力は増大する。その原動力は豊富な資金を持つ国家、特に米国だった。インターネットが生まれ、遺伝子操作が可能になり、原子力や人工衛星の利用が広がる。一方でリスクは巨大化・複雑化した。21世紀に入り、AIやバイオテクノロジーが驚異的な展開を見せ、中国や民間企業による”暴走”が懸念されるなか、世界は今後どうなっていくのか――。科学技術の”進化”の歴史と未来への展望を描く。

内容説明

第2次世界大戦後、科学技術の力は増大する。その原動力は豊富な資金を持つ国家、特に米国だった。インターネットが生まれ、遺伝子操作が可能になり、原子力や人工衛星の利用が広がる。一方でリスクは巨大化・複雑化した。21世紀に入り、AIやバイオテクノロジーが驚異的な展開を見せ、中国や民間企業による“暴走”が懸念されるなか、世界は今後どうなっていくのか―。科学技術の“進化”の歴史と未来への展望を描く。

目次

序章 現代科学技術と国家
第1章 システムの巨大化・複雑化―東西冷戦と軍産複合体
第2章 崩れる権威、新たな潮流―デタント後の米国社会
第3章 産業競争力強化の時代へ―産学官連携と特許重視政策
第4章 グローバル化とネットワーク化―冷戦終結後
第5章 リスク・社会・エビデンス―財政再建とデータ志向
第6章 イノベーションか、退場か―21世紀、先進国の危機意識
終章 予測困難な時代へ

著者等紹介

佐藤靖[サトウヤスシ]
1972(昭和47)年新潟県生まれ。94年東京大学工学部航空宇宙工学科卒業。同年科学技術庁入庁。99年ペンシルベニア大学大学院修士課程修了(科学史・科学社会学)。2000年科学技術庁退職。05年ペンシルベニア大学大学院博士課程修了(科学史・科学社会学)。同年日本学術振興会特別研究員(PD、東京大学)。08年政策研究大学院大学助教授などを経て、17年4月より新潟大学人文社会科学系教授。専攻、科学技術史・科学技術政策(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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おせきはん

28
1940年代以降の米国を中心とする科学技術の進化の歴史を辿りつつ、将来に向けての検討課題を示しています。これからも進化する科学技術の成果を有効活用すべきなのでしょうが、進歩がもたらす歪みをどのように受け止めるのか?科学技術開発を進めると同時に、そのリスクや意義を評価し、時には科学技術開発の方向性を軌道修正する仕組みづくりが、一層、重要になると思いました。2021/05/12

奏市

20
主に戦後の米国における科学技術の進展過程についての概説。戦後しばらくは冷戦下で優位に立つ為、国家が特に軍事面での科学技術の進展を図ったのに対し、冷戦後は企業や大学含め様々な主体がネットワーク化され、IT、バイオ等より個人の生活に近い分野へも投資が増え進展してきたとの事。1986年1月にチャレンジャー号事故、3ヶ月後にチェルノブイリ事故が起きており、冷戦型科学技術の限界を象徴している。以前の、科学は絶対・神聖との発想から、リスクがつきもので市民も検証に加わるべきとの認識への変化は健全な流れ。/図書館より2020/08/16

無重力蜜柑

18
良著。第二次世界大戦以後の科学技術の歴史を米国の連邦政府の政策や民間企業、軍との関係を中心に描く。科学技術の内実には踏み込まず、その発展を促した社会構造やシステムの変化、それと連動する科学技術の変化など。極めてよく整理されている。核や航空宇宙産業と並んで中央集権的で閉鎖的な「冷戦型科学技術」の典型だったコンピュータが、トランジスタの開発と低コスト化によりパーソナルなものとなり、分散的で解放的なインターネットを形作ってポスト冷戦を牽引したというのが面白い。冷戦型の巨大テクノロジーは最早レトロフューチャーか。2022/07/07

たばかる

16
第二次大戦後の科学技術史。新技術も関わる一方で、政治外交(冷戦期)、予算、環境問題の関心等で研究状況や影響力は変化していた。今後台頭してきているのは、AIや遺伝子事業だが、問題は山積み。特にこれまで放置してきた社会との連携、非専門領域の方々などとの共同性、倫理等々。2022/07/25

Book Lover Mr.Garakuta

14
科学技術に関する栄光と挫折、今後の危険性を提唱すべく本。全てを補いきれないが、基本でも抑えられたらよいかも。2019/10/20

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