中公新書<br> 競争社会の歩き方―自分の「強み」を見つけるには

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競争社会の歩き方―自分の「強み」を見つけるには

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  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121024473
  • NDC分類 331.844
  • Cコード C1233

出版社内容情報

怒った人は、リスクを過小に評価し、悲しんでいる人は利益を重視して他者と協力しなくなる。感情が経済行動にどう影響するかを理解すれば、競争社会を有利に生き抜けるかもしれない。競争社会というと、日本では否定的にとられることが多い。しかし、「競争が少ないと、自分の本当の長所を知ることができない。競争のおかげで私たちは自分の長所を見つけることができる。私たちは、下手に自分探しをするよりは、競争にさらされたほうが、自分の長所を知って創意工夫ができるようになるはずだ」と著者は言う。需給バランスを満たすルール作りの難しさがよくわかるチケット転売問題から、国が取り組む女性活躍推進、社会保障給付の問題まで。競争社会が抱える課題にヒントを与える一冊。

目次

プロローグ 競争で強みを見つける
第1章 身近にある価格戦略
第2章 落語と小説の経済学
第3章 感情と経済
第4章 競争社会で生きてゆく
第5章 格差社会の真実
エピローグ イノベーションは、若者の特権か

著者等紹介

大竹文雄[オオタケフミオ]
1961年(昭和36年)、京都府宇治市生まれ。83年京都大学経済学部卒業。85年、大阪大学大学院経済学研究科博士前期課程修了、大阪大学経済学部助手、大阪府立大学講師を経て、大阪大学社会経済研究所教授。大阪大学博士(経済学)。主な専門は、労働経済学・行動経済学。2008年、日本学士院賞。著書『日本の不平等―格差社会の幻想と未来』(日本経済新聞社、2005年、サントリー学芸賞、日経・経済図書文化賞、エコノミスト賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

122
最近私はこのような行動経済学的な分野(ある意味、最近の数学的な手法による経済学とは一線を画している分野だと思うのですが)に興味を持ち始めています。完全にミクロな個人の経済行動分析だと思うのですが、それを非常にわかりやすい例を用いてわかりやすい言葉で説明してくれています。その行動がSNSなどインターネットで大きく増幅されるという分析も今後は重要になってくると思われます。2017/10/18

えちぜんや よーた

92
「競争しないほうが良い」という考え方は、裏を返せば「敗者復活戦やリーグ戦昇格システムがないから」ということなのでは?高校野球のようにトーナメント方式で勝負を決めるのではなく、東都大学野球のように5部リーグまで作るようなシステムがあればと思う。言い方を変えるとそれだけ社会保障の制度が消極的で貧弱であるとも言える。日本のエラい人たちは何も考えないか、考えていても何もできないことのどちらか。割と小ネタっぽい話が多いので、読む人によって感じるところは様々だと思う。自分は競争社会と聞いて、「社会保障」でといてみた2017/10/02

まちゃ

72
行動経済学に基づく知見から競争社会を有利に生きる抜くヒントが得られる一冊。「競争が少ないと、自分の本当の長所を知ることができない。競争のおかげで私たちは自分の長所を見つけることができる」、「人口減少下の高齢社会をより豊かに生きていけるように様々なイノベーションを促進するための環境づくりが必要」という主張には納得。「反競争的な(順位をつけない)教育を受けた人たちは、利他性が低く、協力に否定的で、互恵的ではない傾向が高い」という結果には驚かされました。競争と助け合いの両方の適切なバランスが大切なんですね。2017/10/29

かごむし

36
経済学を用いたものの見方、考え方など。経済学と言えば、古典経済学で仮定とされる、常に最善の意思決定ができる合理的経済人が有名だが、近年では、人間てそんな合理的な行動はできないよ、という反省から経済学自体を否定する人も多い。この本では、実例を元に、なぜ人間が、合理的な行動ができないのか、という合理的な考察があり、非常に説得力があるので、読んでいて知的で大変に面白かった。学問の研鑽の行きつくところは世界の見え方が変わることだと僕は思っているが、こういう本を読むと知的好奇心が大いに刺激される。何度も読みたい本。2018/10/26

花男

28
競争はいけない。そういった内容かと思いきや、その逆。激しい競争に見を置いてこそ、自分の強みが分かる。不得意な分野で消耗するのは社会にとっても自分にとっても不利益である。ある分野で淘汰されてしまっても、その挑戦は社会にとって無駄ではない。2022/07/25

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