内容説明
戦略とは何か。勝ち抜き生き残るために、いかなる戦略をとるべきなのか―。古今東西の戦略思想家たちの叡智が結集された戦略論の中から、『失敗の本質』で知られる編著者が現代人必読の12冊を厳選。孫子、マキアヴェリ、クラウゼヴィッツの三大古典から20世紀の石原莞爾、リデルハート、クレフェルト、そして21世紀の最新理論まで網羅し、第一線の研究者が詳細に解説する決定版。各章末に「戦略の名言」を付す。
目次
孫武『孫子』(紀元前五世紀中頃~四世紀中頃)―戦わずにして勝つためには
マキアヴェリ『君主論』(一五一三年)―君主の持つべき特性と力とは
クラウゼヴィッツ『戦争論』(一八三二年)―戦争とは何か
マハン『海上権力史論』(一八九〇年)―海軍の存在価値とは何か
毛沢東『遊撃戦論』(一九三八年)―弱者が強者に勝つためには
石原莞爾『戦争史大観』(一九四一年)―最終戦争に日本が生き残るためには
リデルハート『戦略論』(一九五四年)―戦争に至らない、戦争を拡大させないために何をすべきか
ルトワック『戦略』(一九八七年)―戦争の意義とは何か
クレフェルト『戦争の変遷』(一九九一年)―戦争の本質と新時代の戦争とは
グレイ『現代の戦略』(一九九九年)―現代戦略をクラウゼヴィッツ的に解釈してみる
ノックス&マーレー『軍事革命とRMAの戦略史』(二〇〇一年)―戦史から学ぶ競争優位とは何か
ドールマン『アストロポリティーク』(二〇〇一年)―古典地政学を宇宙に適用するとどうなるか
著者等紹介
野中郁次郎[ノナカイクジロウ]
1935(昭和10)年、東京に生まれる。早稲田大学政治経済学部卒業。富士電機製造株式会社勤務ののち、カリフォルニア大学経営大学院(バークレー校)にてPh.D.取得。南山大学経営学部教授、防衛大学校社会科学教室教授、北陸先端科学技術大学院大学教授、一橋大学大学院国際企業戦略研究科教授を経て、同大学名誉教授、クレアモント大学大学院ドラッカー・スクール名誉スカラー、富士通総研経済研究所理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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