中公新書<br> イタリア旅行―「美しい国」の旅人たち

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イタリア旅行―「美しい国」の旅人たち

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  • サイズ 新書判/ページ数 252p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121021267
  • NDC分類 293.7
  • Cコード C1222

内容説明

今も昔もイタリアが人気の旅行地であることに変わりはないが、旅の目的は時代によって大きく変化してきた。古代ローマ芸術への礼賛からローマやナポリが人気だった18世紀。理想風景への憧れから画家たちが田園や海辺に集い、ゴシックリバイバルの影響でフィレンツェなど中世都市にも目が向けられた19世紀。ヨーロッパを席巻したイタリア旅行ブームを追体験し、そこから生まれた多彩な文化を覗いてみよう。

目次

第1章 出発―誰が、どうして
第2章 手引―イタリア旅行記と観光案内書
第3章 行路―失われた旅行ルートと再発見された土地
第4章 宿泊―ホテルと近代リゾート開発
第5章 帰国―母国で偲ぶイタリア
第6章 定住、再訪、帰らぬ人

著者等紹介

河村英和[カワムラエワ]
1972年ニューヨーク生まれ。東京工業大学工学部建築学科卒業。イタリア国立ナポリ・フェデリコ二世大学建築学部博士課程修了。現在、同大学建築学部建築史科助手。専攻は西洋建築史、イタリア都市史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

isao_key

10
西洋建築史、イタリア都市史が専門である著者のイタリアを訪ねた外国人たちの印象や、美術、建築、特にホテルについての描写が詳細な案内書である。口絵にはカラーで絵画が8点に、当時のホテルの絵葉書が2枚載せてある。本書にも写真、絵が多く掲載され、イタリアに行ったことがなくても、これらを見るだけでホテルに贅を凝らしていたかが分かる。イタリア建築、美術、ホテル観光を中心とした旅ならば、本書は歴史的経緯も理解することができ、すばらしいガイド本となっている。高級ホテルと言えば、スイス人経営者が多かった。リッツホテル然り。2016/03/04

EnJoeToh

5
良い本。2013/04/16

急行かすが

1
本書を読んでみても、やはりイタリアが育んできた文化は魅力的である。 実際に行くとなると少し躊躇してしまいますが。2018/03/21

コホン

1
建築物としてのホテルには興味をそそられる。この本の中に載っているホテルのあのゴテゴテ感がたまらない。2013/07/28

しまめじ

1
どんだけ欧州の人がイタリアマンセー!イタリア最高!イタリア素晴らしいぃいいい!って思い続けていたのか、という歴史を紐解く本。西洋史の本読んでいて「なんでみんなそんなにイタリアに行ってるの」って思ってた謎がなんか解けた気がする。欧州はローマの栄光から結局は今も逃れられないのかなぁ…という気もしてきた。たぶんイタリアにしか文化らしい文化がなかったのかもな(と思っていたのかもしれない)。経済の余剰と平和って大事なんだなー。それって今でもそうなんだと思うとイタリアのブランド戦略すげぇな。2012/07/15

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