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中公新書
ヨーロッパの庭園―美の楽園をめぐる旅

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  • サイズ 新書判/ページ数 261p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121019349
  • NDC分類 629.2
  • Cコード C1222

出版社内容情報

イタリア、フランス、イギリス各地の名庭園を、豊富な写真と歴史・文化的背景を交えて解説。王侯貴族が熱中した庭園の魅力をひもとく

内容説明

イタリア・ルネサンス庭園で花開いたヨーロッパの庭園文化は、以降、絶対王政期のフランスで幾何学式庭園、一八世紀のイギリスで風景式庭園を生み出した。それぞれの庭園様式は文化や社会を色濃く反映しており、知れば知るほどに奥が深い。庭園作りに情熱を捧げた者たちの逸話をまじえながら、庭園文化の歴史をたどる。各地の名庭を写真・庭園図とともに数多く取り上げ、その魅力と見どころを紹介。

目次

第1章 イタリア・ルネサンスの庭(初期の簡素な庭;テラスと石段の庭 ほか)
第2章 フランス幾何学式庭園(フランス幾何学式庭園の誕生―ヴォー・ル・ヴィコント城の庭;代表的なフランス幾何学式庭園 ほか)
第3章 イギリス風景式庭園(言説の先行と背景;素人造園家の名園 ほか)
第4章 イギリス現代庭園(一九世紀の庭造り;元祖ジーキルとラッチェンズの庭 ほか)
第5章 スペインのイスラム庭園とパティオ(イスラム庭園;パティオ)

著者等紹介

岩切正介[イワキリマサアキ]
1940年、朝鮮生まれ。東京大学大学院人文科学研究科独語独文学修士課程修了。横浜国立大学教授などを経て、帝京大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

15
イタリア・ルネサンス期に作られたものからアルハンブラ宮殿にいたるまで、ヨーロッパに建造された庭園を幅広く紹介したもの。もっと西洋史を勉強していれば面白く読めただろうなと後悔をした。写真や図版が美しい。イタリアのボマルツォ荘に行ってみたいけれどちょっと怖い。2013/06/12

OKKO (o▽n)v  終活中

0
ヨーロッパ、イスラムの庭園様式について、まずはどんなトピックがあるのかざーっとわかる一冊。限られたページ数にたくさんの大事な事例が取り上げられているので個々への言及は少ないが、他の概説書にない切口も。写真が少ないのがちと不満だが、新書だからしょうがないですかね。2012/12/01

bittersweet symphony

0
著者はドイツを中心とした文学から西欧庭園の研究にシフトしていった方。あとがきにも出ていましたが、著者の嗜好としてイギリス風景式庭園の系統を好んでいるため、イタリア~フランス幾何学式庭園の系統については文学・歴史薀蓄に力点をおいて流しているように読めなくもありません。イギリス風景式庭園については、各時代のデザイナーの思想にも踏み込んだ充実した内容になっています。概論としての性格を考えなくていいのならイギリスの部分のみで写真・図版がより豊富であればベスト。2010/06/17

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