中公新書<br> 物語 イスラエルの歴史―アブラハムから中東戦争へ

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中公新書
物語 イスラエルの歴史―アブラハムから中東戦争へ

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  • サイズ 新書判/ページ数 372p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121019318
  • NDC分類 228.5
  • Cコード C1222

出版社内容情報

バビロン捕囚やローマ帝国との戦いを経て流亡の身となったユダヤ民族が、第二次世界大戦後に独立国家を築くまで。コンパクトな通史。

内容説明

イスラエルという民族名は、紀元前十三世紀のエジプトの碑文にはじめて登場する。文明が交錯する東地中海沿岸部では、さまざまな民族が興亡してきた。そのなかで、イスラエル(ユダヤ)民族はバビロニア捕囚やローマ帝国による迫害など、民族流亡の危機を乗り越え、第二次世界大戦後に再び自らの国を持つに至った。本書は、民族の祖とされるアブラハムから中東戦争後の現在まで、コンパクトに語る通史である。

目次

イェルサレム
パレスティナ・イスラエルの国土
王政以前
第一神殿時代―紀元前10世紀~紀元前6世紀
第二神殿時代―紀元前538~紀元後70年
対ローマユダヤ叛乱―紀元後66~74年/132~135年
ビザンツ帝国時代から初期ムスリム時代へ―324~1099年
十字軍時代―1099~1187年
アイユーブ朝からマムルーク朝へ―1187~1517年
オスマン帝国時代―1517~1917年
ツィオニズム運動の開始
反ユダヤ暴動から建国前夜まで
イスラエル国誕生
中東戦争

著者等紹介

高橋正男[タカハシマサオ]
1933年、福島県会津若松市に生まれる。1958年、中央大学経済学部卒業。1964~65年、イェルサレム・ヘブライ大学に留学(イスラエル政府給費生)。1966年、中央大学大学院文学研究科博士課程修了、同年、獨協大学専任講師(教養部)。同大学助教授、教授(外国語学部)をへて、2004年、獨協大学名誉教授。1976~88年、社団法人日本オリエント学会理事。専攻・イェルサレム史。著書・訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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molysk

58
聖都イェルサレムを中心とした、イスラエルという土地をめぐる古代から現代までの物語。その歴史は、ユダヤ人という民族と切り離せない。聖書に記されるとおり、遊牧生活から定住生活へ、部族制から王国へと移行する。やがて強大な帝国の支配を受けて土地を追われ、ユダヤ人は世界へ離散する。特筆すべきは、千八百年以上の間、迫害を受けながらもアイデンティティを失わず、再びイスラエル国家を打ち立てたことである。一神教を中心とした伝統の遵守が、民族の力の源泉なのか。研究者による本書の記述は詳細だが、概略を把握するにはやや難がある。2023/01/28

16
創世記のアブラハムから紀元2000年頃までの歴史。前半は固有名詞のオンパレードで読み進めるのに難儀したけど、ユダヤ教とイスラエル国成立の複雑な関係が纏められていた。あまり頭に入っていないのだけれど、この苦難の歴史があるからこそのイスラエルなのかと納得した。同根のユダヤ教、キリスト教、イスラム教が1つの聖地を巡って争ってきた歴史について無責任に「地球は広いのに」などと思うのは罰当たりなのだろうが、「宗教はアヘンだ」といったマルクスは一面では正しかったのかな、などとも思ってしまった。2021/08/08

ジュン

11
今こそ読みたい一冊。合点し嘆かずにはいられない。古代イスラエル神話が現在イスラエルのアイデンティティにとってどれほど重要なのかがわかる。またホロコーストよりも中東戦争がイスラエルのユダヤ人をイスラエル国民としたことに目から鱗が落ちる。2021/05/14

belier

4
厚めではあるが新書にアブラハムから中東戦争をカバーしようとするのは、さすがに詰め込みすぎで散漫になる。ただ、イスラエル人(ユダヤ人)の国がなくなっていた間も、エルサレムを中心にこの地域が歴史に翻弄されていた状況は概観できた。離散したユダヤ人の苦難は言うまでもない。あと、よく問題となるイギリスの三枚舌外交については、簡潔にまとまっていてわかりやすかった。しかし、建国から中東戦争までは、アラブ諸国との軋轢やパレスチナ問題に関して、著者のイスラエル贔屓が強すぎるように思った。2023/09/27

脳疣沼

4
聞きなれないカタカナが飛び交い、読むのに一苦労。しかし、その激動の歴史は、やはり(ユダヤ人には申し訳ないが)読んでいて飽きない。イスラエルには、悪いイメージがあったが、著者が親イスラエルで、好意的に書いてるためか、かなり同情的になった。今度はアラブ側からの歴史も学ばなければ。日本はイスラエルから、国家としてのサバイバル術を学ぶべき。2014/01/29

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