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中公新書
詩心―永遠なるものへ

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  • サイズ 新書判/ページ数 290p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121018748
  • NDC分類 902.1
  • Cコード C1292

出版社内容情報

万葉の歌人から、芭蕉、子規、そして現代の詩人まで…、詩歌の永遠性を封じ込めた。座右においてそっとページをめくりたくなる一冊。

内容説明

山の木魂を聞きとめるように、自然の深奥の響きを捉え、思いを結晶させる―。万葉の昔から、うつりゆく世界をことばに託してうたいあげる文化は、形を変えながら現代に引き継がれてきた。一篇の誌と向かい合うとき、私たちは、これまでの悠久の宇宙、これから果てしなく続く無窮の時間、そしていまという一瞬の永遠を感じとることができる。本書は、長い時をかけて培われてきた美しい詩の世界への招待状である。

目次

万葉の遠い風景(樛の木にみる人麻呂の教養;亀―蓬莱の動物;「みやび」ということ ほか)
詩歌が映す命の華やぎ(李芒さんのこと;風景の意味;月下の物 ほか)
自然にこだまする俳句(生物の艶;梅花力の景;白い嘘 ほか)

著者等紹介

中西進[ナカニシススム]
1929年(昭和4年)東京に生まれる。53年東京大学文学部卒業、59年東京大学大学院博士課程修了。筑波大学教授、国際日本文化研究センター教授、大阪女子大学長、帝塚山学院理事長・学院長などをへて、現在、京都市立芸術大学長、奈良県立万葉文化館長、中教審委員などをつとめる。国語審議会委員、日本学術会議会員ほかを兼ねた。文化功労者、日本学士院賞、大佛次郎賞ほか受賞。文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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