中公新書<br> カラー版 ドリアン―果物の王

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中公新書
カラー版 ドリアン―果物の王

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  • サイズ 新書判/ページ数 200p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121018700
  • NDC分類 625.85
  • Cコード C1245

内容説明

クリームのような甘く濃厚な味といい馥郁たる香りといい、ドリアンこそ果物の王である。しかし、「鼻が曲がるほど臭い」「ビールと一緒に食べると死ぬ」等々、これほど誤解されている果物も珍しい。ドリアンの虜になった植物学者が、その魅力や種類を紹介。さらに、選び方から、羊羹やかき氷などドリアンの様々な食べ方、日本での育て方まで伝授するドリアン三昧の書。ドリアンついでに植物学のイロハも解説する。

目次

1 おいしいドリアン
2 ドリアンの植物学
3 ドリアンのいろいろ
4 ドリアンの果物史
5 ドリアンのいろいろな食べ方
6 ドリアンの栄養成分と香気成分

著者等紹介

塚谷裕一[ツカヤヒロカズ]
1964年神奈川県鎌倉市生まれ。1988年東京大学理学部卒、93年同大学大学院理学系研究科博士課程修了。博士(理学)。岡崎国立共同研究機構・基礎生物学研究所助教授等を経て、東京大学大学院教授、基礎生物学研究所客員教授。専門は植物学で、葉の発生を司る遺伝子経路の解明を主たるテーマとしているが、東南アジア熱帯雨林やヒマラヤ高山帯などのフィールド調査にも参加し、さまざまな角度から植物の“生”を研究している。日本文学と植物の関わりも興味対象の一つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

na

3
ドリアンを食べてみたくなった。 個人差はあるが、私たちのよく知る臭いイメージは悪いドリアンによるものらしい。 良いドリアンの選び方もこの本で学べる。 決して難しくない植物学や果物史等も興味深く読んだ。 著者のドリアン愛が文章からも豊富なカラー写真からも伝わってきて、南国へ思いを馳せるとともに、いつか現地でと願わずにはいられなかった。2017/11/28

あまた

3
ドリアン大好き!な著者が書いたのでドリアンに対する愛情が溢れています。しかも学者なもんだから、学術的な説明や分析も細やか。これ読んで私のドリアン道(笑)はいくつか間違っていたなと思った所もあったけど、現地で食べられる人と、日本で数少ないチャンスを掴もうとしている身とでは違うんですよ、うん、…と、思うことにしておこう。2013/05/11

tori

2
以前一度だけボルネオ島の屋台でドリアンを食べたことがあるが、頬張った瞬間あまりにも臭く、寝るまでの間ずっと口の中に腐った玉ねぎの臭いが漂い続けた。著者によればこれは観光客だからとハズレを摑まされただけで、良いものを選べば甘い香りとバターのような濃厚な舌触りがクセになるとのこと。筆者の軽妙な体験記を読んで、また挑戦してみたくなった。また、実はドリアンやバナナなどは20世紀初頭に日本が東南アジア各国に勢力を伸ばしていた際に重要な農産物として調査され、また国語教育などを通して国民にも広く認知されていたらしい。2021/09/24

YY

2
ドリアンの育ち方から日本での認識のされ方まで幅広く扱う。手法も文学作品を使ったりと面白く、著者の深いドリアン愛が感じられる良い本だった。また、写真も多く、大変楽しい。2012/01/16

ダリア

2
そうか私の食べたドリアンはダメドリアンだったのか2009/08/01

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