中公新書<br> シーア派―台頭するイスラーム少数派

電子版価格
¥858
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

中公新書
シーア派―台頭するイスラーム少数派

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 262p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121018663
  • NDC分類 167.8
  • Cコード C1222

内容説明

イスラーム教の二大宗派の一つだが、信者は全体の一割に過ぎないシーア派。しかし、イラン、イラク、レバノンなどでは多数を占め、挑発的な指導層や武装組織が力を誇示し、テロリズムの温床とさえ見られている。政教一致や民兵勢力といった特異な面が注目されるが、その実態とはいかなるものなのか。彼らの起源から、多数派のスンナ派と異なり、政治志向の強い宗教指導者が君臨するシステムを解明し、その実像を伝える。

目次

序章 台頭するシーア派
第1章 シーア派の成立
第2章 政治権力とシーア派
第3章 近代国家の成立とシーア派―20世紀~
第4章 イラン・イスラーム革命と「革命の輸出」
第5章 ポスト・ホメイニーと多極化
終章 シーア派の行方

著者等紹介

桜井啓子[サクライケイコ]
1959(昭和34)年、東京都生まれ。82年上智大学文学部史学科卒業。91年同大学外国語学研究科国際関係論専攻博士課程修了。97年博士号取得。学習院女子大学教授を経て、2004年より早稲田大学国際教養学部教授。著書『現代イラン―神の国の変貌』(岩波新書、2001年。第13回アジア太平洋賞特別賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。