中公新書<br> 現代経済学の誕生―ケンブリッジ学派の系譜

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中公新書
現代経済学の誕生―ケンブリッジ学派の系譜

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  • サイズ 新書判/ページ数 246p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121018410
  • NDC分類 331.74
  • Cコード C1233

出版社内容情報

マーシャルにはじまるケンブリッジ学派を貫く実践志向。現実に応えるための経済理論はどのように継承発展されたのか。俊英による経済思想史。

内容説明

「すべてはマーシャルにある」。ケインズに帰される革新的諸概念の多くは、マーシャル以来ケンブリッジでは共有財産となっていた。本書は、対立軸を設定しながら、マーシャル、ピグー、ロバートソン、ホートレー、そしてケインズの経済学を読み解き、ケンブリッジ学派を貫く実践志向を浮き彫りにするものである。現実に応えるための経済理論は、どのように継承され、発展したのか。時代と格闘した学派をめぐる経済思想史。

目次

序章 理論と現実の狭間で―cool heads but warm hearts
第1章 科学者と説教者―A.マーシャル
第2章 光明と果実の葛藤―A.C.ピグー
第3章 進歩と安定の不調和―D.H.ロバートソン
第4章 貨幣と実物―R.G.ホートレー
第5章 伝道者から反逆者へ―J.M.ケインズ
補論 その他の人物

著者等紹介

伊藤宣広[イトウノブヒロ]
1977年(昭和52年)、三重県桑名市に生まれる。京都大学経済学部卒業。京都大学大学院経済学研究科博士課程修了。京都大学博士(経済学)。2005年4月より、立教大学経済学部助手。専攻、近代経済学史、現代経済学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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