中公新書
“子育て法”革命―親の主体性をとりもどす

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  • サイズ 新書判/ページ数 201p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121017659
  • NDC分類 599
  • Cコード C1237

内容説明

子どもを産んだそのときから、母親の生活は一変する。一日中抱っこをせがまれ、夜中も授乳…。子育てとはこんなに大変なものなのか?しかも、こうして育てられた子どもの中には、突然キレるなど他人とよい関係を築けない子も増えている。いまや当たり前になった「子ども中心」育児法はいつどうして生まれたのか。その問題点とは何か。母子健康手帳副読本などの変遷を検証し、新たな子育ての技法を模索する。

目次

1章 迷走する子育て
2章 子育ての場に何が起きたか―とまどう親/変わる子ども
3章 子育て法の大転換―一九八〇年代に起きたこと
4章 子育ての二重規準―一九三〇年代―一九七〇年代
5章 「超日本式育児」の陥穽
6章 親の主体性をとりもどす

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kenitirokikuti

5
図書館にて。『「母と息子」の日本論』(2020)から遡って読んだ。えっと、2004年刊行だから16年前か▲本書のベースになったのは著者の博論だ(指導教官は橋爪大三郎)、その内容は母子健康手帳副読本(実質的に妊婦への公的な教科書)における子育て言説の変化を調べたもの。いまも子育て言うたら「母乳」の話題が良く出るが、かつては乳幼児の離乳が難しいというのが問題だった(乳幼児は弱いので腹を壊したらあっさり死にかねない)。その後、子育ては保健から労働にシフトしたのだ。2020/10/31

Tokyo worker

0
(自分用メモ)子供にただ振り回されるのではなく、私も主体性を持つようにする。2013/02/10

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