内容説明
昆虫はなぜ六本足なのか?ダイヤモンドはどうやってできるか?こうした疑問を抱くのは、子どもたちばかりではない。ふしぎな自然の営みは、われわれの好奇心をも刺激してやまない。本書では、「オトシブミのゆりかご」「熱帯雨林の妖怪ラフレシア」「象歯年代記」ほか、動物、植物や化石・鉱物にまつわる全32話を収録。思わず子どもに話したくなる、とっておきの話を披露する。バラエティに富んだ科学エッセイ。
目次
1 オトシブミのゆりかご(究極のリサイクル―糞食;シングルライフとレイプ;チョウは悪食 ほか)
2 熱帯雨林の妖怪ラフレシア(ランの増殖;日本一の里山;巨木の秘密 ほか)
3 象歯年代記(フズリナ化石が語るプレート運動の謎;古生代は失われた楽園?;みかげ石が教えてくれたこと ほか)
著者等紹介
河合雅雄[カワイマサオ]
1924年、兵庫県に生まれる。京都大学理学部動物学科卒業。理学博士。京都大学霊長類研究所教授、同所長、(財)日本モンキーセンター所長、日本霊長類学会会長などを歴任。京都大学名誉教授。現在、兵庫県立人と自然の博物館館長、丹波の森公苑長。専攻、生態学、人類学。著書に『少年動物誌』(野間児童文芸賞推奨作品賞、福音館文庫)、『小さな博物誌』(産経児童出版文化賞、筑摩書房)、『人間の由来』(毎日出版文化賞、小学館)ほか多数
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感想・レビュー
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儚俣
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丁度いい分量でバラエティに富んでて面白かった。蟻の話なんか特に興味深い。これを噛み砕いて子供に説明するのは難しそうだが。2014/10/21
双海(ふたみ)
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拝借した本。
Kumo
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自然史の随筆集。類書ではあまり触れない地学にもページを割いているのがよい。動物の章では語り尽くされてきた話題も多かったが、昆虫図鑑の功罪についての言及は考えさせられる話だった。2013/10/02
スプリント
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誰かに話したくなるトリビアが満載です。研究者の方の熱意が伝わってきます。2013/09/30
yamakujira
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動物の話、植物の話、地学の話、自然科学の話題が満載。でも、小難しい話ではない。かっこつけて言えば、知的好奇心をくすぐってくれる本。