中公新書
霞ヶ関歴史散歩―もうひとつの近代建築史

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  • サイズ 新書判/ページ数 198p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121016492
  • NDC分類 523.136
  • Cコード C1225

出版社内容情報

霞ヶ関は皇居、丸の内とあわせて独特の美しい景観を誇る、世界に例をみない中央官庁街である。近代国家の象徴として官庁街建設に夢をかけた政治家や、さまざまな工夫と試行錯誤を繰り返した有名無名の建築家・技術者、異国に活躍の場を求めた明治期の「御雇外国人」など、彼らの織りなす人間模様を描きつつ、今も時代の変化を映し続ける霞ヶ関を、個性的な近代建築の来歴で描き出す。写真多数収録。

内容説明

霞ヶ関は皇居、丸の内とあわせて独特の美しい景観を誇る、世界に例をみない中央官庁街である。近代国家の象徴として官庁街建設に夢をかけた政治家や、さまざまな工夫と試行錯誤を繰り返した有名無名の建築家・技術者、異国に活躍の場を求めた明治期の「御雇外国人」など、彼らの織りなす人間模様を描きつつ、今も時代の変化を映し続ける霞ヶ関を、個性的な近代建築の来歴で描き出す。写真多数収録。

目次

1 江戸から東京へ
2 江戸の武家地の行方
3 官庁街の建設に馳せる井上馨の夢
4 御雇外国人たち
5 明治・大正期官庁街素描
6 関東大震災と官庁街の復興
7 国会議事堂の建設
8 戦時下の霞ヶ関
9 戦後の霞ヶ関

著者等紹介

宮田章[ミヤタアキラ]
1942年(昭和17年)、東京に生まれる。日本大学理工学部建築学科卒業。建設省入省後、大臣官房審議官などを経て、現在、公共建築協会専務理事
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Ryota Ishikawa

3
明治期から現在にかけて特に霞ヶ関の官庁営繕の歴史を語った本。この本の素晴らしい点は、現在において霞が関になぜ省庁が集中する事になったかについての計画などを時代毎に触れられており、流れが掴みやすい点である。しかし、流れを掴みやすいが故に、計画の内容などをもう少し詳しく知りたい等物足りなさも感じてしまう事が玉に瑕である。2021/09/20

てくてく

3
官庁街がどのようにして今の場所に建ったのか、建築する上でのデザインの統一、配慮されたことは何かといったことについて書かれている。今度の東京オリンピックに関する新国立競技場問題のように、官庁関係の建築も、予算との闘いであったことがわかって面白かった。2015/07/27

ネムル

2
幕末から戦後にかけて、霞ヶ関の変遷が描かれている。メリハリなく事実関係をだらだら追うだけで、いまいち面白くない。帝冠論争や政治的な駆け引き等のトピックはもっとあるような気がするのだが2016/07/20

ペールエール

2
霞ヶ関一帯の官公庁の建てられた歴史。 のみならず、庁舎建設の経緯まで書かれていて興味深かった。 きっかけは震災。 建造物も、歴史の中で躍動している。2015/07/06

バッシー

1
官庁の建築史という切り口でみた近代史。視点がおもしろいし、なるほど思う話も思った。ちょいちょい霞ヶ関近辺にいくのでとても身近に感じた。2019/05/21

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