中公新書
ドキュメント弁護士―法と現実のはざまで

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  • サイズ 新書判/ページ数 209p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121015310
  • NDC分類 327.14
  • Cコード C1232

出版社内容情報

冤罪を晴らし、公害や薬害の被害者を救い、国際ビジネスの橋渡しもする――そんな弁護士像が揺らぎはじめた。依頼者の信頼を裏切る不祥事や弁護士による刑事事件が続発し、国民が抱く「聖職」のイメージは崩れつつある。在野法曹の世界で今、何が起きているのか。弁護士になるまでの道程、刑事・民事弁護での奮闘と苦悩、犯罪被害者ケアの取り組みを追い、弁護士のあり方をめぐる様々な問題点とその解決策に迫る。

内容説明

冤罪を晴らし、公害や薬害の被害者を救い、国際ビジネスの橋渡しもする―そんな弁護士像が揺らぎはじめた。依頼者の信頼を裏切る不祥事や弁護士による刑事事件が続発し、国民が抱く「聖職」のイメージは崩れつつある。在野法曹の世界で今、何が起きているのか。弁護士になるまでの道程、刑事・民事弁護での奮闘と苦悩、犯罪被害者ケアの取り組みを追い、弁護士のあり方をめぐる様々な問題点とその解決策に迫る。

目次

序章 ひまわりの虚像―マスコミをにぎわす弁護士たち
第1章 弁護士はどのようにして生まれるのか―難関試験と業界
第2章 容疑者、被告の“権利”を守る―刑事弁護の苦悩と挑戦
第3章 被害者とともに泣く―忘れられがちな“弱者”の存在
第4章 他人事でない民事のトラブル―泣き寝入りか、訴訟か
第5章 二十一世紀の弁護士を考える―司法制度改革の行方

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

16
ずっしりと胃が重くなった。刑事事件の被害者に心無い対応を行う弁護士。一方重大事件を担当することとなり、心揺れる弁護士や、市井の人を救うため必死になる弁護士も存在する。彼らは間違いなくエリートであり、それゆえ共感する力が足りていない人間がいるのも確かなことであろう。「何のために存在するのか」「そもそも、弁護士とはどうあるべきか」問いかけてくる本であった。2013/12/25

False_be

1
被害者加害者のある事件に関わる弁護士を中心に取り上げ、弁護士がどうあるべきかを考察されていました。批判的内容が多いです。難しい司法試験を通ると、やはり増長してしまうのでしょうか。せめて依頼者に対しては、話にしっかりと耳を傾け、説明責任を果たすという、サービス業らしい対応をする職業であって欲しいと思います。また、弁護士が依頼者と対立関係にある人物へどこまで理解を示して良いのか、というのは難しい問題だと思いました。2013/09/15

YOSUKE

0
冤罪を晴らし、公害や薬害の被害者を救い、国際ビジネスの橋渡しもする―そんな弁護士像が揺らぎはじめた。依頼者の信頼を裏切る不祥事や弁護士による刑事事件が続発し、国民が抱く「聖職」のイメージは崩れつつある。在野法曹の世界で今、何が起きているのか。弁護士になるまでの道程、刑事・民事弁護での奮闘と苦悩、犯罪被害者ケアの取り組みを追い、弁護士のあり方をめぐる様々な問題点とその解決策に迫る。2014/03/31

dhaka

0
少し古いが、内容は色褪せない。 司法試験制度が変わって暫く経ったが、弁護士余剰状況になったり、今は今で問題点はあると感じる。 読売新聞にはこの第二弾のルポを期待したい。2014/01/13

はぐはぐ

0
100件目の感想・レビューです!100が法律書というのは僕らしいのかなと思いますが、それでも小説だろ!とツッコミたいです(笑)弁護士は法曹の中で一番身近な存在とは思いますが、唯一の自営業で、法曹改革もあり難しい立場にあると思います!依頼人のために全力を尽くすことが必ずしも法の要請に…というのは常に内在する問題ではないでしょうか。それでも多様化する社会に弁護士は絶対に必要であるにも関わらず、社会の関心があまりにも低い気がします。文系の医者としての地位は揺らいでおり、関心が高まれば良い方向に向くと思いますが。2012/12/25

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