中公新書<br> 国家の論理と企業の論理―時代認識と未来構想を求めて

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中公新書
国家の論理と企業の論理―時代認識と未来構想を求めて

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  • サイズ 新書判/ページ数 173p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121014344
  • NDC分類 311
  • Cコード C1230

内容説明

20世紀世界システムを基本づける国民国家が、企業のグローバルな活動と情報システムの発展によって内部から揺らいでいる。日本の動揺はとりわけ大きく、課題は重い。グローバリズムにいかに対応すべきか。日米中トライアングルをどう制御するか、そして日本の安全保障をどう構築するか。グローバルな企業活動の第一線で活躍し、硬派論壇の旗手として広い視界と骨太な構想力で定評ある著者が、日本の進路を経済の現場から考える。

目次

第1篇 グローバリズムへの視座(「国家の論理」と「企業の論理」;グローバリズムの受容と超克)
第2篇 日本の進路に関する構想(「親米入亜」の総合戦略を求めて;日米中トライアングル・クライシスをどう制御するか;柔らかい総合安全保障論の試み)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

17
経済、外交において世界的な視座を持つということの大切さを説いた本。対中、対米政策における文章が読み応えがあった。サイバー攻撃に対する警告も1998年当時としては斬新なものであったろう。日本人として、しかしナショナリズムに偏りすぎることなく、どうこの世界で生きていくべきか。大きく重いメッセージであり、考え続けねばならないテーマである。2014/01/01

夢仙人

1
寺島さんの本はいつも示唆に富んでいる。この本は20世紀最後の1998年刊、日本に国際機関を誘致する等素晴らしいアイデアがある。中国にGNPで抜かれた今、日本の経済、政治及び安全保障上の方向性を考える上で参考になる。2011/10/13

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