内容説明
本書は花を主題とする詩歌を読み、故事を辿り、民間伝承を尋ねて、中国の花文化の深奥さを探る試みである。花料理のレシピ付。
目次
第1話 百花盛宴
第2話 桃美人の美容食
第3話 桜嬢の渡日
第4話 菊君子の隠逸
第5話 桂花夫人の色香
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひよピパパ
4
本書は中国古典を渉猟して、「花」にまつわるエピソードを紹介しながら、そこによせる中国人の心を解き明かしたもの。特に金木犀に関連して中秋の名月にまつわる中国の伝説-羿と嫦娥の夫婦の話は興味深かった。「花」を通して中国文化もを知れることができる好著。2019/09/13
もち
1
25年ほど前の本なだけあって、女性に対する目線が古臭いが、全体的にわかりやすく、流し読みで内容が入ってくる感じ。2021/12/06
寝なきゃ
1
科挙と桜の関係は面白かった。
みかんAA
0
桃への思い入れとか、菊のすごさとか、歴史の逸話や詩人の詞を引いて納得させてくれるところがすごい。桂花、桜桃なども。これ図書館本なのだが、手元に置こうかなぁ…2019/12/29