中公新書<br> 日本企業の人材形成―不確実性に対処するためのノウハウ

中公新書
日本企業の人材形成―不確実性に対処するためのノウハウ

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  • サイズ 新書判/ページ数 174p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121013736
  • NDC分類 336.47
  • Cコード C1233

内容説明

日本企業は人材開発にあたって、従来職場の実務訓練(OJT)を重視してきたが、大競争の時代を迎え、今後は研修方式(OffJT)を重視すべきだ、という議論が多い。はたしてそうか。不確実性をこなす技量を長期的に育成し、日本経済の競争力の源泉となったのはOJTなのである。本書は企業の実態の克明な調査に基づき、OJT,OffJTの歴史と現状を示し、日本企業の技量をさらに高める諸条件、他国への技術移転の方策を考える。

目次

第1章 知的熟練の理論
第2章 はば広いOJT
第3章 ホワイトカラーのOJT
第4章 研修コース
第5章 政府の役割
第6章 促進策
第7章 はば広いOJTの生成
第8章 OffJTの発展
第9章 報酬の構造
第10章 長期雇用の生成
第11章 今後の方策

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

5
日本企業の人材育成の特徴を欧米のそれと比較しながら分析している。もう20年も前の著書なので、日本企業の長期雇用を背景とした、幅広い専門性を持つ知的熟練が形成されるプロセスが肯定的に描かれている。この後、失われた20年の間、人員の合理化(正社員を派遣社員に代替する、自動化機械化するなど)が進んだ。最近になって製造業の品質の問題が大企業で多発しているのを見ると、日本企業の知的熟練を如何に現代でより体系的に復活させる事が出来るかが問われていると感じる。2018/06/04

ひ※ろ

1
★★★☆☆2014/07/26

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