内容説明
ギャンブルは人類史上、実にさまざまな役割を果たしてきた。日本では現在、公営のもの以外禁じられているが、解禁論・解禁反対論とも活発である。本書は、ギャンブル中毒とは何で、なぜそうなるのかを分析し、その治療がどう行なわれているかをまず報告する。さらに、現在の日本のギャンブルの問題点を指摘したうえでカジノ解禁への是非の論拠を検討し、世界規模でのギャンブルの趨勢を予測して、その社会的位置づけを検討する。
目次
第1章 ギャンブルの役割
第2章 ギャンブルホーリック
第3章 はまりゆくパターンとはまる性格
第4章 ギャンブルホーリックの治療
第5章 ギャンブル(カジノ)に反対する人々
第6章 ギャンブル解禁論
第7章 世界の動きとギャンブルの未来
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Humbaba
10
ギャンブルは,法律によって様々な制約を受けている.それ自体は間違っていないが,現在の日本の状況はやり過ぎである.ヤクザがはびこる状況は,自由が束縛されていることが原因になることが多い.パチンコのようなグレーな存在を許さず,しっかりとしたルール作りが求められる.2011/12/24
挫躯魔
5
ギャンブルが好きな人は読んで損はないかも(*´ω`*)いかに日本のギャンブル経営が儲けているのかが良く分かる。 あと依存症チェックや依存しやすい事柄リストとかあまり普段の生活では見かけないためになる情報もある。 読書が依存しやすい事柄リストにのっていたのにはびっくりした2015/02/18
うしろや
0
ギャンブル依存症はないという学説を発表して相手にされなかった。学会に出してやろうかな。世間話で披露するより衝撃かもな。 ギャンブル依存は何よりお金でしょ?アルコールや麻薬等と違って直接体を痛めつけない。カイジみたいなことはやめよう。アルコール依存者に酒を飲ますのは殺人に値するだろうけど、ギャンブル依存者に金を渡しても喜ばれこそすれ破滅へは向かわない。病気ではなく社会にとってご迷惑をかけちゃうからダメってことだ。適度に働けよ。資本主義の要請だな。ということは革命はバクチか。原点突破面前テンパイ主義、なんて。2021/07/27