中公新書<br> 平成金融不況―国際経済危機の中間報告

中公新書
平成金融不況―国際経済危機の中間報告

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  • サイズ 新書判/ページ数 244p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121012142
  • NDC分類 338.1
  • Cコード C1233

内容説明

一九九一年初頭以来、三年半におよぶ不況は巨額の不良債権、膨大な対外不均衡、異常円高、雇用危機等を抱えたまま未だ出口を見出していない。今次不況の最大の特色は、バブル崩壊を反映した金融システムの信用失墜である。金融面の悪化が実体経済に反映し、実体経済悪化が金融面に波及しているのである。アメリカの経済運営変化、ドイツ統一コストの圧力、BIS規制の制約等の内外情勢を踏まえて、金融市場の現場から経済の実状を報告。

目次

第1章 株価大暴落
第2章 危機に直面する金融システム
第3章 G‐7体制と資産インフレ
第4章 バーゼル合意の形成
第5章 ドイツ再統一の余波
第6章 米国のクレジット・クランチ
第7章 長期化するデフレ不況

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

80
著者はかなり悲観論者というか、現実の経済をよく分析していると思われます。むかしの経済企画庁の景気判断が間違いであったことを記していますし、バブルのあとのバランスシート調整が企業ができずに尾を引いたのがこのような結果になったことと銀行の信用創造能力が大きく減少したことなどを明示しています。2016/06/25

佐島楓

31
1994年初版と古い本ではあるものの、読んでいると、中国バブルの影響も決して軽視できないな(読了当時)と思わされる。2015/10/24

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