中公新書<br> 信濃の一茶―化政期の地方文化

中公新書
信濃の一茶―化政期の地方文化

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  • サイズ 新書判/ページ数 228p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121012050
  • NDC分類 911.35
  • Cコード C1221

内容説明

父の死を契機に故郷に戻った一茶ではあったが、その活動は信州の一地方にありながら、「一茶ぶり」の作風を確立しプロの俳人として化政期俳壇のトップにその名声を記すことになる。およそ一万九千句、日々の出来事を綴った日記や手記など、余りにも多くの資料を残したがために、ともすると、肉親の愛うすく、日々を漂泊に送った特異な存在として、一面的部分で評価されがちな一茶像を、信州帰住後の行動を中心に新たな視点で描く。

目次

序章 一茶の生涯
1章 北信濃の文化状況と一茶社中
2章 巡回・出版・文通
3章 一茶の作句法と知名度

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tetekoguma

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信州(現在の信濃町)に生まれた偉大な詩人小林一茶について詳しく知りたいと思い読んでみました。江戸に丁稚奉公に出て、苦労を重ね、俳人として名を成し、信州に帰った後も諸国を遍歴し、俳句を教えていたそうです。その間、親族との係争などもあったようです。当時から俳人としての評価は高く、教えを乞う人が全国にいたようです。一茶は大変多くの俳句を詠んだ人ですね。信濃町はのどかで自然豊かな美しい土地ですがここからこんなにも偉大な詩人が出たことに驚きます。移動手段も限られていた当時全国を行脚した一茶の脚力もすごいですね。2022/06/06

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