中公新書<br> 北政所―秀吉歿後の波瀾の半生

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中公新書
北政所―秀吉歿後の波瀾の半生

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  • サイズ 新書判/ページ数 259p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121011978
  • NDC分類 289
  • Cコード C1221

目次

1 秀吉の死
2 豊国社創建
3 三本木移住
4 関ヶ原の戦い
5 高台院号宣下
6 高台寺建立
7 波瀾の日々
8 大仏殿落慶
9 大坂城落城
10 豊国社第一次破却
11 豊国社第二次破却
12 北政所の死
13 その後の高台寺

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

cybertiger

1
大阪の陣が始まったとき家康は「北政所を大阪城に入れてはならぬ」と家臣に命じたそうだ。それほど豊臣恩顧の大名に対する彼女の影響力は大きかった。本書を読んでいてまず思うのが彼女の秀吉に対する追慕の念だ。驚くほど頻繁に「豊国神社」に参拝している。 もう一つが縁故のある(親戚の)武将たちがその家を保てるようにという気遣いだ。豊臣が、徳川が、というよりこの困難な時代に自分の縁故の武将たちが一人でも多く生き残れることを考えたのではないか、もちろんうまくいかなかった例もあるが、うまくいった例も多いのである。2024/03/14

iota1204

1
北政所という存在は、家康陣営と、淀殿方のパイプやうだったのであろうし、関ヶ原時点では、家康二組した。しかし豊家の困難に対しては見話すことができず、それゆえ」ひたすら、秀吉を祀る豊国社の設営に尽力し、大坂の陣では中立を保つも、秀吉恩顧の大名や、木下家の存続の命運に左右されがちであった。天下人の正妻とはかように苦しいものかと思わずにいられない。高台院ねねの半生の克明な記録を、進化であった梵舜の日記から追っていくという好著。2017/06/29

もだんたいむす

0
2013.10.17 読了2013/10/17

ぱらっぱ

0
秀吉の正室ねね【北政所】の秀吉没後の生活を描いている。あくまで家康を家臣としてみる淀君と時代の変化を的確に捉え、豊臣家の存続を願い家康と妥協しつついきながらえようとしたねねの対照があざやかに描かれている好著だ。2013/08/21

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