内容説明
自民党の万年与党化と社会党の万年野党化を定着させ、日本の議会政治を形骸化させた55年体制。93年7月の第40回総選挙で自民は過半数を割り、社会も激減、55年体制の両主役は陥没して体制は崩れた。細川連立内閣の成立により日本政治は変わり目を迎えた。これを機に自民も含めて、本当に日本政治は変わるだろうか。本書は、戦後政治の功罪を検証して、日々、高度な政治的判断を必要とする今、ポスト55年体制への道を探る。
目次
第1章 55年体制という神話
第2章 形骸化した議会政治
第3章 変革を促す構造的変化
第4章 何が変わるか
第5章 ポスト55年体制への道