中公新書<br> 国連広報官―国際機関からの証言

中公新書
国連広報官―国際機関からの証言

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  • サイズ 新書判/ページ数 228p/高さ 18X11cm
  • 商品コード 9784121010384
  • NDC分類 319.9
  • Cコード C1231

内容説明

湾岸危機発生以来、国連の平和維持活動に対する貢献が政治課題となって、日本の国連に対する関心は従来にもまして高まっている。国連は人類に普遍の理想を追求する機関として甦えろうとしているのであろうか。本書は国連本部ばかりでなく、IAEA、WHOをはじめとする世界各地の関連・専門機関で10年間、広報官として勤務し、異文化間コミュニケーションの担い手として活躍した著者による、国際政治の現場からの報告である。

目次

1 NHK国際派記者生活と「国連広報センター」出向
2 NGO活動と海外特派員生活
3 ニューヨーク国連本部広報官
4 ジュネーブ国連欧州本部の四年間
5 IAEA(国際原子力機関)の三年間
6 WHO(世界保健機関)で最後の「ご奉公」
7 むすび―明日の国連と日本の貢献のために

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

OjohmbonX

2
NHK社員から国連職員になる経緯も、国連の実態(組織形態や人事、国との関係)も面白い。実際に国際的な場にいた人がよく「語学力たいせつ!」と言うけど本書を見ると、どれだけ権威ある機構だろうが結局、システムを作るのも物事を進めるのも最後は個人であって、その個人同士がぶつかって何かを構築していくのは言葉だからそれが通じなければだめ、ということが実感としてよく伝わってくる。特に国連本部、欧州本部、IAEA、WHOと広報の専門家として渡って身に染みてそう思うんだろうし、言葉が疎かだとどう損するか実例を見せてくれる。2013/12/25

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