中公新書<br> 中世のことばと絵―絵巻は訴える

中公新書
中世のことばと絵―絵巻は訴える

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  • サイズ 新書判/ページ数 192p/高さ 18X11cm
  • 商品コード 9784121009951
  • NDC分類 721.2
  • Cコード C1221

内容説明

わびしく簡素なたたずまい、領地を与えるしらせに一喜一憂するまずしい絵師とその家族―絵巻『絵師草紙』は絵師が領地をめぐる窮状を、絵と詞に託して訴えるという体裁をとっている。しかし、この絵は生々しい実感に富む反面、どこまで事実に即した情景なのかは容易に判断できない。本書は『絵師草紙』を読み解く作業の中で作者像を明らかにし、絵だけではないことばとの交流を通して、新しい史料としての絵巻の活用を試みる。

目次

1 絵師の訴え
2 描かれた一通の文書
3 復元された綸旨
4 ことばによる訴え
5 絵巻の見方
6 絵巻の仕掛け
7 兼好の素顔
8 2つの世界の交わり
9 系図を読む
10 絵巻の領域
11 絵師の正体
12 もう一つの絵巻
終章 絵巻への挑戦

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おらひらお

3
1990年初版。読みやすく書かれていますが、今の僕の力では少し難しいゆっくり読まないといけない本ですね。あと、途中で対話形式の変わるところが斬新ですね。2019/06/22

takao

2
ふむ2024/01/16

kazuya

1
中世の絵巻物『絵師草紙』を読み解いていく一冊。 絵巻物に描かれているものをはじめ、当時の官職、絵師の潮流、訴訟の様子など、多岐にわたって考察されている。 ところどころに遊び心もみえる作品。2022/04/11

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