中公新書<br> 地租改正―近代日本への土地改革

中公新書
地租改正―近代日本への土地改革

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  • サイズ 新書判/ページ数 210p/高さ 18X11cm
  • 商品コード 9784121009494
  • NDC分類 345.43
  • Cコード C1221

内容説明

明治維新の基底をなす地租改正は、民衆ことに農民に対する土地解放であり、新生日本を支える新税制の実施であった。しかし、未だ幕藩時代の支配論理が色濃く残されていた改革案は、年貢引き上げ、土地没収等の浮説を生み、農民に不信と警戒心を抱かせる。だが近代化を急ぐ政府は、その不安感を払拭することなく改革を断行した。大化改新、大閤検地と並ぶ日本史上3大土地改革の1つである地租改正に、その今日的意味を考える。

目次

1 明治のはじまりと土地制度
2 新しい土地制度への模索
3 土地改革の基本理念
4 耕宅地の地租改正
5 山林原野と市街地の地租改正
6 地租改正と農民
7 現代への展望〈地租改正が遺したもの〉

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ジュンジュン

0
細かい部分では修正箇所があるかも知れないが、今日の研究成果からみても、大筋では変わっていないのではないかと思わせる充実の内容。個人的に地租改正についてはこの一冊で充分!2015/12/06

rbyawa

0
e186、日本の3大土地改革がそもそも大化の改新、太閤検地、地租改正(明治6年くらいからかな?)(準備にも実行にも時間掛かってます)、という時点でどんだけ長期スパンなんだよ?! としか言い様がないんですが、なんのために検地や制度改正が行われるかというと税金のためというか、日本の税金は近代に至るまでほとんど地代なんですよね。で、まあまず土地所有の概念を変え地券を作り、それから検地を行っての土地価格選定と農民にのみ課せられて来た税金の改革、とのことなんですが、話が全国規模で土地ごとで違うからなぁこの辺、大変。2014/07/05

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