中公新書<br> 現代政治学の名著

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中公新書
現代政治学の名著

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  • サイズ 新書判/ページ数 220p/高さ 18X11cm
  • 商品コード 9784121009180
  • NDC分類 310.31
  • Cコード C1231

内容説明

政治とは何かを知るために、必読の名著15冊を平易に紹介する。

目次

ウォーラス『政治における人間性』
ウェーバー『職業としての政治』
ミヘルス『政党の社会学』
リップマン『世論』
メリアム『政治権力―その構造と技術』
ラスウェル『権力と人間』
ハイエク『隷従への道』
アーレント『人間の条件』
モーゲンソー『国際政治―権力と平和』
ダール『ポリアーキー』
ローウィ『自由主義の終焉』
ロールズ『正義論』
ハーバーマス『後期資本主義における正統化の諸問題』
丸山真男『現代政治の思想と行動』
辻清明『日本官僚制の研究』

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

isao_key

7
編集にあたってで本書で紹介された15冊について述べられており、ここを読むだけでも政治学史のさわりを知ることができる。本選びの基準として、政治とはいかなるものか、平たく言えば、政治の在り方、その理解の仕方をめぐるもの。もう一つは民主主義とは何か。さらに人間的な制約と民主主義の関わりが核となっている。発刊から25年経った現在でもその選択は古びておらず、むしろ見直されている本が多いことに気づく。例えば再確認されているアーレント『人間の条件』、最近新訳が出たモーゲンソー『国際政治』など。鑑識眼の確かさが分かる。2014/07/28

Schuhschnabel

4
政治学とほとんど関係のないことを学んでいるので、政治学ってこういうことを考えているのかということがわかって面白かった。これは経済学でも同じだが、ある決定が「非合理的」であったとき、本当は合理的に選択できるのにたまたま間違えてしまったと考えるか、それとも本来人間は合理的な選択をしないと考えるのかで主張が随分違ってくる。ただ、何か読んでものの見方が変わったかと言われればそうではないので、やっぱり原著を読んでみないと本当にはわからないなと思った。2018/03/01

孤独な読書人

3
1989年に出版されたため、冷戦を意識した解説が見られる。2013/12/18

keepfine

2
制度論的な論者が多数あるなかで、もっともアクチュアリティを感じたのはロールズの正義論。リベラリズムが正当化されるのは「善」ではなく「正」(justice)によってである。今日の政治をみるにあたり、独善ではなく正当性が担保されているか注目すべき。2017/11/08

ぽん教授(非実在系)

2
1989年の書物とは思えないセレクト(特にハイエク、アレント、モーゲンソーなどは進歩派の知識人の多くが存命の中よく取り上げたと思う)であり、飯尾潤や杉田敦をはじめとする各章の担当者は現代の政治学に於いて重要な立場にいるという意味でも興味深い。佐々木毅による予知眼たるものか。説明はわかりやすく批判点も取り上げるので学習者に親切な構成であるが、ポストモダン化著しい現代にまで対応できているわけではないのは時代の制約である。本書の後は有斐閣アルマ『現代政治思想』や原著に進んで良いと思う。2014/05/25

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