中公新書<br> 心療内科 - 「病いは気から」の医学

中公新書
心療内科 - 「病いは気から」の医学

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  • サイズ 新書判/ページ数 215p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121000293
  • NDC分類 493.09
  • Cコード C1247

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Arisaku_0225

16
初版は1963年発行。実際に読んだ本は71版とあるのだからベストセラーなんだろう。身体の不調の原因は必ずしも「身体だけの」異常によってもたらされる訳ではなく、精神的な要素も深く絡み合っていることが、実際の患者を例にあげながら解説する。もし精神的な要素によって身体的不調が出現したならば、身体だけを見るのではなく、その原因となるストレッサーと向き合わなければならない。2024/02/21

佐島楓

14
四十年近く前の本なのでいかんせんソースが古すぎるが、症例などおおまかなことが理解できた。これを端緒に最新の本を読んでみたい。2012/09/13

カラ崎検査官

4
古い本ですが、心身症の力動的理解の基本書として使えます。2015/12/30

hikaru

3
本書は半世紀近く前(初版が1963年とある)に上梓されたものであるが、書かれている内容の本質は現代でも変わりなく、また皮肉なことに、ある種の誤解/偏見も変わっていない。たとえば、著者が言うように、「ノイローゼと精神病を混同するばかりでなく、心理的な色彩の濃い体の病(心身症)までが精神病と間違われる傾向がある」(p.93)のは現代でも変わらぬ誤解の一つだろう(そういう僕も著者が九州帝国大学医学部卒ということで、夢野久作的な妄想をしないわけではなかったが)。(続く)2013/05/20

さとし

2
「個人の独立や自由が主張されすぎるあまり、人間同士の温い交流までも失った「孤立」の形において、問題の解決がはかられようとしてはいないだろうか。」「「大和」の意味するものは、原始的な一心同体感や付和雷同ではなく、分離、差別のけじめをよくわきまえた上での温い人間的な結びつきである。」初代教授著の心療内科。1963年初版だけど、真理に近いことを書いてないか。巨人の肩にのって診療していることがよく分かったが、ここからどうやって更なる高みへ飛び立つかが問題だ。2019/05/03

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