情報と戦争―古代からナポレオン戦争、南北戦争、二度の世界大戦、現代まで

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情報と戦争―古代からナポレオン戦争、南北戦争、二度の世界大戦、現代まで

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  • サイズ B6判/ページ数 473p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120051289
  • NDC分類 391.6
  • Cコード C0022

出版社内容情報

古代からナポレオン戦争、南北戦争、二度の世界大戦、現代までの戦争を情報の要件である獲得・送付・受理・解釈・履行の観点から分析、インテリジェンスの活用と有効な軍事力の行使をいかに両立させるかについて考察する。

第1章 敵に関する知識

第二章 ナポレオン追跡戦
第三章 局地情報:シェナンドア渓谷の「石壁」ジャクソン第四章 無線情報

第五章 クレタ:役立たなかった事前情報

第六章 ミッドウェー:インテリジェンスの完勝か

第七章 インテリジェンスは勝因の一つにすぎず:大西洋の戦い
第八章 ヒューマン・インテリジェンスと秘密兵器
終章 一九四五年以降の軍事インテリジェンス
結び 軍事インテリジェンスの価値

ジョン・キーガン[ジョン・キーガン]
著・文・その他

並木 均[ナミキヒトシ]
翻訳

内容説明

錯誤・漏洩・捏造。有史以来の情報戦の実態と無線電信発明以降の戦争の変化を分析、諜報活動と戦闘の結果の因果関係を検証し、インテリジェンスの有効性について考察。

目次

第1章 敵に関する知識
第2章 ナポレオン追跡戦
第3章 局地情報:シェナンドア渓谷の「石壁」ジャクソン
第4章 無線情報
第5章 クレタ:役立たなかった事前情報
第6章 ミッドウェー:インテリジェンスの完勝か
第7章 インテリジェンスは勝因の一つにすぎず:大西洋の戦い
第8章 ヒューマン・インテリジェンスと秘密兵器
終章 一九四五年以降の軍事インテリジェンス

著者等紹介

キーガン,ジョン[キーガン,ジョン] [Keegan,John]
軍事史家。1934年、ロンドン生まれ。オックスフォード大学卒業後、サンドハースト王立陸軍士官学校で戦史を教える。1986年退官後『デイリー・テレグラフ』で国防担当記者Defence Correspondentとして活躍、著書多数。2012年没

並木均[ナミキヒトシ]
1963年、新潟県上越市生まれ。中央大学法学部卒。公安調査庁、内閣情報調査室に30年間奉職したのち、2017年に退職、独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Isamash

33
英国の陸軍士官学校で歴史を教えていたジョン・キーガン2003年著作訳本。南北戦争、ナポレオン戦争から第二次大戦の戦いまでインテリジェンスの果たした役割を細かく分析。勝利の必要条件であるが十分条件ではないと結論づけ。日本人的には当たり前の結論で拍子抜け。ただ英国ではそこまでインテリジェンスが重要視されているのかとも。ミッドウエイ戦で暗号解読は重要であったが、米軍勝利には遅れていた駆逐艦の偶然の発見や、南雲提督の判断の酷さという運に助けられと分析。重要な戦いを敵側に酷評されるリーダーに委ねる組織文化が悲しい。2022/10/23

Ryo

12
著名軍事史家、ジョン・キーガンの情報戦史。我々は競争に勝利する為には「情報」と「戦略」が必須だと思い込まされている。たしかにこれらは勝利に寄与するものではあるが、絶対条件ではない。現代の情報偏重主義に警鐘を鳴らす一冊。情報は確かに敵の行動や位置を知らせ、周到な準備の元で有利に先頭を行う役割がある。しかしながら、断片情報が手に入ったとしても受け手が正確に理解できるとは限らない。また、かなり正確に伝えられたとしてもそれで勝利が確定する訳ではない。戦争だけでなく、実社会に於ける活動でも言えることだろう。2019/06/30

Aminadab

10
ナイル海戦のネルソンからフォークランド戦争まで、情報通信技術の発達の様々な段階での事例を取り上げて、それぞれにおける作戦インテリジェンスの有効度を論じている。たとえばイギリスはドイツのエニグマ暗号を解読していながらなぜ1941年にその空挺攻撃からクレタ島を守れなかったのか、など。情報は重要だがそれだけでは勝てない、というのが著者の立場。最後の章の、イギリスは半島戦争以来レジスタンスなど不正規戦を偏愛する傾向がある、との指摘は面白い。2019/11/10

MUNEKAZ

9
イギリスの著名な軍事史家の一冊。博識な著者らしく多くのケースを挙げながら、戦争とインテリジェンスの関係を論じている。戦争の勝利において情報の要素は必須だけれどもそれは絶対の条件ではなく、最終的には現場指揮官の判断と兵士の質、戦う意志によるとする。ともに敵に対する完璧な情報を得ながらも、戦意に勝る独軍に敗れたクレタ島の連合軍守備隊と、いくつかの「偶然」の要素で勝利をもぎ取ったミッドウェーの米海軍の好対照はその良い例か。あと「古代」の情報戦は本文で扱われてないので、この邦題は偽情報である。2018/11/16

GASHOW

7
戦争に勝つには情報が必要で、第二次世界対戦には、暗号解読のためにコンピュータの原型が生まれた。情報を使える者が勝つ。太平洋戦争での日本海軍の南雲司令官の情報判断の間違いが解説されていて、情報の重要さが理解できる。日本軍は「米国人は日本語を理解できないから傍受されても問題ない」と考えていたというのを思い出した。インターネット普及以降のサイバー戦争での情報戦はどうなるのだろう。2018/12/17

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