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保春院義姫―伊達政宗の母

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  • サイズ B6判/ページ数 261p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120046926
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

群雄割拠する戦国時代の東北。山形に版図を広げていた最上義守の娘として生まれた義姫に、伊達輝宗との縁談が持ち込まれた。嫁いだ義姫は政宗はじめ三子を生すが、伊達家の勢力拡大とともに両家間に暗雲が立ちこめる。争いを止めるため、義姫は女たちと戦場へ向かった!後世の史家やテレビドラマによって作られた「鬼母」のイメージを覆す、意欲的長篇。

著者等紹介

高橋義夫[タカハシヨシオ]
1945年千葉県船橋市生まれ。早稲田大学文学部仏文科卒。月刊誌の編集者を経て、執筆活動に入る。『闇の葬列―広沢参議暗殺犯人捜査始末』『秘宝月山丸』『北緯50度に消ゆ』『風吹峠』で直木賞候補に。92年「狼奉行」にて直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

maito/まいと

14
伊達政宗側から見れば、次男ばかり溺愛して自分を殺そうとした悪母であっただろう。政宗の母・義姫(保春院)の生涯を描いた本作では、それまでの実家・最上家の御家争いと伊達家の歪んだ関係の中で、あがく義姫の姿が描かれている。伊達家が進めた、周辺皆親戚関係(苦笑)のややこしさは、現代の我々からすると非常にわかりづらい。だからこそそれを乗り越えていった政宗は、敵を増やしながらも東北を制圧していけたんだろうなあ。義姫の直談判&居座りは女の意地を感じる一方、男達からすればやりづらく目障りだっただろう(苦笑)2015/07/13

星落秋風五丈原

14
TVドラマ「独眼竜政宗」で岩下志麻さんが演じた鬼母のイメージが強い政宗の母を主人公に据えた作品。とはいえ彼女の内面よりも裏切りに次ぐ裏切りに翻弄された東北の伊達家の方が前面に出ていた感じで女のドラマという感じはしなかった。次男が殺されてから和解の時までは時間がさっと飛んでしまうし。もっと実の兄と息子との間で葛藤するシーンがあればよかった。2015/02/15

今夜は眠れない

6
いまひとつだった。2017/05/31

Totchang

6
NHK-BSプレミアムで「独眼竜政宗」の放送がまもなく終わります。この本は、その伊達正宗のお母さんの生涯を追った作品です。輝宗との婚儀、梵天丸と竺丸の誕生くらい迄は義姫中心で話が回るのですが、戦国の世の事になるとどうしても正宗(伊達藩)の動向の説明が主体になってしまいます。この辺りを工夫してもっと義姫目線でのストーリーにしてほかったと感じました。2015/03/13

コギコギ555

5
大河ドラマ『独眼竜政宗』をオンタイムで見た記憶と照らし合わせながら、読み進めるも、途中から飽きてきて飽きてきて……。目新しい要素がないからなのか、主人公であるはずの義姫視点で物語が進んでいないからなのか。そして、義姫晩年が最後にちょろりの構成。せっかく、義姫にスポットライトあてるなら、もう少し掘り下げて欲しかったなと。意地で読み終えた感が否めないのが残念。2015/03/29

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