内容説明
お釈迦さま、大ブレイク。法華経は、はっきりいってかなり「やんちゃ」なお経である。お茶目といっていいくらいユーモアとパロディに満ちている。「プライベートな悟りよりも大事なものがある！」霊鷲山・説法大フェスティバルのライブを現代語訳。
目次
ｐｒｏｌｏｇｕｅ ＳＩＧＮＳ―予兆（序品）（霊鷲山に集まった聴衆；驚くべきビジョン）
１ ＧＯＯＤ ＮＥＷＳ―福音（ブッダの重大発表（方便品）
燃えさかる世界（譬喩品） ほか）
２ ＣＯＭＭＩＴＭＥＮＴ―自覚（みなが菩薩だ（法師品）
空中タワーの出現（見宝塔品） ほか）
３ ＥＴＥＲＮＩＴＹ―永遠（私は永遠のブッダだ（従地涌出品・如来寿量品）
生命エネルギーの励起（分別功徳品・随喜功徳品・法師功徳品・常不軽菩薩品） ほか）
ｅｐｉｌｏｇｕｅ ＨＯＰＥ―希望（観世音菩薩普門品）
著者等紹介
中村圭志［ナカムラケイシ］
宗教学者、編集者、翻訳家。１９５８年北海道小樽市生まれ。北海道大学文学部卒業、東京大学大学院人文科学研究科修了。宗教学専攻（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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いろは
18
五感などの感覚は全て「空」である。つまり、それは実際には何も感じてはいない。それが般若心経だと言うのなら、常日頃から感覚を、感性を大切にする私にとっては、実に悲しいことだ。一方、この作品で述べる法華経は、苦や悪からの救済だ。世の中の多種多様な苦や悪からの救済が、この法典の主軸だ。さらに、法華経の修行スタイルも3種類ある。学生タイプの声聞、社会人タイプの菩薩、一人タイプの縁覚。学校も社会も嫌いな私は縁覚だろう。そして、各々が修行するだけでなく、ブッダになれるのだ。少しだけ、近づいてみてもいいかもしれない。2017/04/08
パブロ
10
『超訳』＆『◯◯の言葉』がどうも気持ちが悪くて極力避けてきた。でも、読みたくても読めない『法華経』。だって、ブッダの眉間から光が放たれて、神の世界から人間界まで照らしちゃうんだよ。ブッダってお釈迦様だけじゃなくて、いっぱいいるんだよ。もう普通に読んでると頭がはじけてしまうので、藁をもつかむ思いで読んでみた。しかもこの著者、最近気になっているし。読んでみると、真っ当！ この著者が言うように『法華経』ってホントSF。ここまでブッ飛んでいるって、ちょっと仏教ってスゴいよ。他の経典の『超訳』も出してくれないかな。2014/11/25
りんふぁ
2
多宝塔の意味はよくわかったけど、読みやすく物語調になっているから、もう少し硬めの内容にチャレンジしてみようと思う。2016/11/29
きたむ
1
法華経の概略がわかる感じの本。アニメ的なビジョンもあり。けっこう法華経ってファンタジーなのかなあ('_'?) 最後、仏教の歴史のまとめみたいなのもあって参考になる。2016/06/24
とまてる
1
最初に法華経書いた人はヤバい薬でもキメてたんじゃないかと思しきサイケデリック感。2014/10/27
