出版社内容情報
満洲事変期の対中技術協力から、21世紀における日本の対国連外交まで、激動する国際社会における日本の外交戦略を検証する。
内容説明
1920年の国際連盟創設から現在に至るまでの国際関係の組織化を、日本との関わりに焦点を当てて検討し、外交史研究に新しい領域を切り開く論考7篇。
目次
第1章 国際連盟と日本―満洲事変期の対中技術協力をめぐって
第2章 国際連盟と国際保健事業―日本外交における国際保健協力
第3章 国連構想とイギリス外交―普遍主義と地域主義の交錯 一九四一~四三年
第4章 戦犯処罰と国際秩序
第5章 国連安全保障理事会と日本 一九四五~七二年
第6章 冷戦期日本の国連外交とアジア・アフリカ―「是々非々」の姿勢の光と影
第7章 二一世紀における国連改革と日本の対国連外交