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被災後を生きる―吉里吉里・大槌・釜石奮闘記

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  • サイズ A5判/ページ数 277p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784120044663
  • NDC分類 369.31
  • Cコード C0030

内容説明

大槌町は、今回の大震災で最大の被害を出した市町村のひとつである。著者は、被災の翌月から長期にわたって現地に暮らし、復興に取り組む人びとの声に耳を傾け続けた。生々しく、繊細な語りからあふれだす、人びとの真情と思いやり。

目次

第1章 津波から逃れて(大槌町の地形と歴史;津波の常襲地帯としての三陸沿岸;町方の人びとはどのように逃げたのか ほか)
第2章 危機から逃れて、避難所を運営する(被災直後の大槌町の状態;大槌町の避難所;吉里吉里国奮闘記 ほか)
第3章 三陸沿岸でどのようなまちづくりを実践するのか(復興まちづくりの課題;箱崎地区の復興まちづくり;箱崎白浜のまちづくり ほか)

著者等紹介

竹沢尚一郎[タケザワショウイチロウ]
国立民族学博物館教授。1976年、東京大学文学部卒業。1985年、フランス社会科学高等研究院社会人類学科博士課程修了(Ph.D取得)。日本学術振興会特別研究員、九州大学文学部助教授、九州大学教授等を経て、現職。文化人類学、宗教学、西アフリカ史専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

遥かなる想い

100
東北大震災後の復興に取り組む人々を 追った作品である。岩手県大槌町を軸に その地形・歴史・人々の奮闘を描く。 災害の多い日本人で生きる私たちが 保有する恐怖を改めて実感する気がする。 希望の再生に向けて 各町村が何に 取り組んでいるのか…地道な印象の本だった。2022/05/13

ばんだねいっぺい

22
もうちょっと踏み込んで話を聞いてから書いてほしいなと思うところは、少しあったものの、勉強になった。2017/05/17

壱萬弐仟縁

15
震災から1年半の復興過程を紹介する労作(11頁)。被災者行動と心の動きを記述することを主眼としたところが類書との違いである(16頁)。津波を見ていた人は、行動が遅かったようである。見ていない人は助かった。初動の重要性。高台へ行動。私のところはダム決壊を想定して「いない」ので、逃げ場はやはり、高い方へだけれども。山ばかりだから、大渋滞で終わりだろうな。。水が流れないため、トイレをブルーシートで覆って作ったというのは、大変な苦労である(137頁)。レベッカ・ソルニットの「災害ユートピア」論(164頁脚注)。→2013/12/30

のんのん

2
避難場所でボランティアを必要としなかった地域がある。その土地に住む住民の絆に改めて感動しました。一方でいろいろなところから集まったつながりが希薄な避難所ではいざこざが起こっていた・・ こういった事実を知ることができた。また地域の再編のスピードが違うのは何故かについてもわかりやすく検証されていて、いままで自分の知らなかった被災地を知ることができた。2013/08/30

Nobfunky

1
インタビューをそのまま掲載するのは臨場感がでるものの、冗長になるのも仕方が無いか。津波にあっさり破壊された防潮堤をそのまま復活させようとするのも言語道断!2013/10/11

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