内容説明
累々たる遺体、悲傷の家族。悲しみの底で歯科医師のできること、それは一切無私の身元確認でしかなかった。―震災を機に、この国は変わらなければならない。鷲田清一(臨床哲学)との対談にはじまり、秋山弘子(ジェロントロジー)らとの座談に広がる、熱い思い。
目次
序にかえて 3・11が、問いかけるもの
被災地への支援の輪を
身元確認にあたった歯科医師たちの150日―ルポ 1人でも多く、1日でも早く
大規模災害と誤嚥性肺炎 何をすべきであったか、何故できなかったか
待つ医療、出かける支援―災害時の医療と保健
仮設歯科診療所―コミュニティ復活の核として
被災地から始まる高齢社会のコミュニティづくり
『8020の里づくり』の報告
東日本大震災の記録を上梓するにあたって
生きがいを支える歯科医療に期待し、提言する
著者等紹介
大久保満男[オオクボミツオ]
日本歯科医師会会長
大島伸一[オオシマシンイチ]
国立長寿医療研究センター総長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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