出版社内容情報
安心安全な食材はどう見分けるの?賞味期限の本当の意味は?食の最前線がわかる読売新聞の人気長期連載が一冊の本になりました。
内容説明
安全安心な食材はどう見分けるの?賞味期限の本当の意味は?美味しい食卓って何だろう?この一冊で食の最前線がわかる。第24回農業ジャーナリスト賞受賞の新聞連載を書籍化。「ムダを出さない保存・調理のコツ40」付き。
目次
第1章 食の安全をどう守る(中国製冷凍ギョーザ中毒事件の衝撃;中国食品の内外安全格差;食のグローバル化への対処 ほか)
第2章 飽食のコスト(体当たり「完全自給食」実験;肥満のコスト;大量廃棄の病理 ほか)
第3章 変わる食文化と食習慣(崩れる「一汁三菜」;家族の食卓と食育;食は趣味になったのか ほか)
ムダを出さない保存と調理のコツ40
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Humbaba
4
一昔前までは,様々な知識が親から子へと伝承されてきていた.しかし,現在はそのような流れは廃れてしまったのかもしれない.知識の不足によって,様々な面で歪が生まれている.体を作る,最も基本となる食においても,知識が継承されないことにより,今まで通用していた一般常識が通用しなくなり始めている.2012/02/02
Humbaba
4
日本の食料自給率は30%台でしか無い.日本の自給率を高めるためには,生産を増やすと共に,食料をムダにしないことが大切である.いくら生産を増やしたとしても,捨てる量を増やしてしまえば,生産者もやる気を無くしてしまうだろう.2011/04/20
かわのふゆき
1
中身は多岐にわたり、現在の食に関する問題をダイジェスト的に網羅することができる。それにしても、スポーツ紙の見出しのようなタイトルには萎える。添加の読売が……(あ、ウマイ具合に字を間違えた!)2009/09/04
caferics
1
大型書店で見つけた書籍。 食品ビジネスに身を置くものとして、思わず手に取ってしまった。 目次に目を通しただけだが、内容のショッキングさに驚き、即購入へ。 この書籍は、読売新聞の連載記事をまとめたものという。 読売新聞は今まで購読したことはないが、面白い記事を掲載しているものだ。(少し関心) タイトルの通り、中身はかなりショッキング。 要約すると、 ◎食の知識が不足しているために、食品が無駄に捨てられており、栄養が偏り、そして食糧自給率が低迷している。 となるだろう。 特に、心を痛めたのは、 2009/07/30
hatagi59
0
『食の安全』、『飽食のコスト』、『食文化と食習慣』からなっており、一番関心があったのは食文化について。 一汁三菜、その地域の風土、文化に根ざした一番日本人の体にあった食習慣であり、食文化なのだと思う。これ、深めて行こう。 それとは別に、賞味期限(おいしく食べられる目安)と消費期限(安心して食べられる目安)の定義について、勉強になりました。2013/02/01