• ポイントキャンペーン

Inside histories
ポンペイ―今も息づく古代都市

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 469p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120040139
  • NDC分類 232.8
  • Cコード C0022

出版社内容情報

毎朝パンを焼き、選挙に熱狂し、田園を愛す――大噴火で消えた町の最後の二十五年を、ネロ治世下のローマ帝国史と重ね詳細に再現。

内容説明

愛なき結婚、丸暗記教育、香水、浴場でのいかがわしい行為が流行!?最新の研究成果から、大噴火に至る山麓の二十五年間を、ネロ治世下のローマ帝国史と重ねつつ活写する。

目次

ローマ騎士の死
エジプトから七週間
奴隷の生活
公務にふさわしき彼に一票を
無精者が立ち寄る場所にあらず
コイン二枚で
われわれの恐怖はいつ終わるのか
顎の骨の灰
ウェヌスに緑柱石
サトゥルヌス祭の王たち
四皇帝の年
ご馳走は豆料理
黙示録

著者等紹介

バタワース,アレックス[バタワース,アレックス][Butterworth,Alex]
作家・脚本家。オックスフォード大学、王立美術大学で学位を取得。『ポンペイ―今も息づく古代都市』は彼の第一作にあたる

ローレンス,レイ[ローレンス,レイ][Laurence,Ray]
バーミンガム大学考古学・古代史研究所研究員。ローマの考古学と歴史に関する学術書をこれまでに七冊出版している

大山晶[オオヤマアキラ]
1961年生まれ。大阪外国語大学外国語学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hal

8
作者の一人が作家で、ポンペイの歴史を想像の翼を羽ばたかせながら書いている。主に書かれているのはネロの時代で、ポンペイは二番目の夫人のポッパエアの出身地だったらしい。商売に成功した元奴隷が以外に多かったらしいのには驚いた。噴火の前に、前兆となるような異変はあったようだが、地震に慣れていた事もあり、逃げる事なく普通の生活を送って非業の死を遂げた人の気持もわからないでもない。どの時点でどこへ避難するかの判断は難しいですね。2018/12/10

mosao82

1
ポンペイの街の歴史をネロの治政と関連付けて追っていくという少し変わったアプローチの本。フィクションと考察を織り交ぜた構成は個人的にはあまり読み易いとは思えなかったが、内容は濃密で当時の生々しい生活感が良く伝わってくる。リゾート地であった都市が大地震に見舞われ、政治に翻弄され、それでも懸命に復興に向け進み初めていたところでの大災害は無情としか言いようが無い。2013/03/30

ゆずこまめ

1
いつの時代も、災害には勝てない・・・次々と皇帝が変わって混迷を深めるローマ時代と、首相が次々と変わる現代日本は似ているのかも?当時のポンペイの人たちの暮らしがわかっておもしろい。最後の日、都市の壊滅の描写はとてもスリリング。2011/09/10

sugiane

1
世界情勢を含めながらのポンペイの様子が描かれている様子がよかった。噴火の前の大地震とか不安な世界情勢とか今と通ずる所もある気がします。2009/12/19

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/131227
  • ご注意事項