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  • サイズ B6判/ページ数 405p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120039935
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

広告代理店の営業・香純41歳。不払い問題に喘ぐ保険会社の若き広報と恋仲になるが、自社で制作したお詫び広告から思わぬ波紋が――

内容説明

広告代理店で働く、山里香純41歳。年下の恋人である生命保険会社の広報担当、広崎研吾を助けるため保険金不払い問題に対処する広告プロジェクトを手がけるが、思わぬ波紋が社会に広がり、私生活にも―。

著者等紹介

幸田真音[コウダマイン]
1951年生まれ。外資系銀行や証券会社での債券ディーラーや外国債券セールスを経て、95年『ザ・ヘッジ回避』(文庫版は『小説ヘッジファンド』)を上梓し、作家に転身。タイムリーな経済トピックスをテーマに骨太なストーリーを展開し、熾烈な企業闘争の中でも矜持を失わない人間たちを描いて、幅広い読者から支持されている。テレビやラジオでも活躍し、政府税制調査会、財務省・財政制度等審議会、国土交通省・交通政策審議会などの公職も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

星落秋風五丈原

15
主人公はもちろんですが、脇役の人物の厚みが、物語を一層面白くしてくれています。2008/12/18

ヨータン

12
長かった〜。読み応えありました。広告業界のことあまり知らなかったので、勉強になりました。保険会社のお詫び広告の一連の流れは、リアル感があって、胃がキリキリしました。そして大衆って怖いよね。とあらためて思いました。それにしてもこの主人公の仕事っぷり、惚れ惚れするくらいかっこいいなと思いました。2021/08/21

BluePlanet

10
★4.7(2.84)2008年11月発行。様々な業界に取り組む著者だが、今回は広告業界。ナガサワ・アド・エージェンシーのアカウント・エグゼクティブである山里香純と極東生命の広報部に異動となった広崎研吾、それに香純の元夫でナガサワの社長である永澤一憲の3人が交互に独白。400頁にも及ぶ長編小説だが、長さを感じず、前半から中半にかけて話は面白いように展開。この著者の作品は、どれもここまでは一気に話が面白く進むのだが、後半突然話が別方向に展開。最後は、タイトルに合わせるような無理な筋書というのが、ちょっと残念。2020/04/17

mare

4
唐突に終わった感で思わず苦笑  / 昨今の 問題発生→クレームや電凸・デモなど→対応広告→炎上or沈静、等を思い出し、中には色々あるんだなーと思った2015/04/05

ぶぅ

4
軽い感じの恋愛モノでした。期待していた「バリバリ金融モノ」のとは違っていましたが、面白く読めました。ただ、最後の、脅迫と義母の過去を結びつけて考える所が、私には突拍子もなく思えました。2012/08/12

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