おっさんは世界の奴隷か―テースト・オブ・苦虫〈6〉

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  • サイズ B6判/ページ数 228p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120039928
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

食事を誘われたのに予約させられ、あやしげな謝罪をうけ、一方的な原稿依頼を注文され。さらに苦みのました大人の味のエッセイ集第六弾。

内容説明

大人の味のエッセイ集、苦み走って第六弾。

目次

職業・肩書の表記についてのご提案です
ナイーブな奴らを鍛えようとして
非常識な奴が嫌いだ
「ご理解」されたい
悲しみのアンジー、苦しみのレジャー開発
自慢の随筆
猿の踊り子
対談下手
いつまでたってももさい奴
リテラ・シン子の滅亡〔ほか〕

著者等紹介

町田康[マチダコウ]
作家、ミュージシャン。1962年大阪生まれ。高校時代より町田町蔵の名で音楽活動を始める。97年に処女小説『くっすん大黒』で野間文芸新人賞、Bunkamuraドゥマゴ文学賞、2000年には「きれぎれ」で芥川賞を受賞する。01年詩集『土間の四十八滝』で萩原朔太郎賞、02年「権現の踊り子」で川端康成文学賞を受賞。05年に『告白』で谷崎潤一郎賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ペグ

66
いつもいつも、妄想の翼を広げ、あらぬ方向に飛び立ち挙句の果てに室戸岬、龍飛崎、足摺岬、御前崎、東尋坊などから落下していたら命はいくらあっても足りないのであって、たまには散歩の途中、物思いに耽り路肩からちょっと脚を滑らせて「あっ 痛っ〜!」位の落下があっても良いので、今回の6はその位の落下であった。文体も至極あっさりしていているが、最後に情け無い終わり方はいつものこと、、、、、そして7へと続く。2019/06/13

うーちゃん

18
私たちの思考がいくら自由だといっても、やっぱり「こういうこと言うと、バカだと思われるかも・・」とか「こんな風に考えるのは非常識かも、大人げないかも・・」と、どこかでブレーキをかけてしまったりすると思うのだけど、町田康は清々しいまでに自由である。「ステーキの付け合わせがマッシュポテトである必要がどこにあるんだ!常識にとらわれるな!」といって、ステーキに酢蛸を合わせて食べちゃうような人の書いたエッセイ。馬鹿馬鹿しくて出鱈目で、楽しくて超最高です。2015/02/20

やまねっと

15
図書館本。1日で読了できた。5巻と続けて読んだので心に残るエピソードはあまり無かった。中でも強度偽装の件やミュージシャン界隈の話が面白く読んだ。 だが、相変わらずの町田節で表現はまともだが、思想はぶっ飛んでいる。 これは読売ウィークリーに毎週読めたようで連載時は毎週ゲラゲラと読んでたのかと思うと興味深い。 7巻もこの調子で読んでみたいと思います。文庫にしてもらえないだろうか? 世間はまだ町田康の魅力に気づいていないのだろうか?ある程度は売れているようだが、夢の印税生活で金持ちというまではいかないのか?2023/12/10

showgunn

5
このシリーズこんなに出てるの知らなかった、きっちりまとめてる時よりも適当に書いてるように見える章の方が面白い2016/03/04

tatakuma

2
信長の超プレゼンテーションの指し示す所を読み取る社長が凄いです。2015/11/13

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