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Inside histories
エニグマ・コード―史上最大の暗号戦

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  • サイズ B6判/ページ数 522p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120038976
  • NDC分類 391.6
  • Cコード C0022

出版社内容情報

第二次大戦時、ドイツと連合軍が水面下で繰り広げた暗号を巡る激闘。新資料や関係者証言から、その息詰まる全容がようやく明らかに。

内容説明

天才解読者のひらめき、諜報員の賭け、そして水兵の勇躍。第二次世界大戦時、ドイツと連合軍が水面下で繰り広げた激闘の全容が、新発見資料と豊富な関係者証言により、ようやく明らかになる。

目次

裏切り―一九三一年ベルギー、ドイツ
機密漏洩―一九二九~三八年ポーランド、ベルギー、ドイツ
直感―一九三二年ポーランド
致命的ミス―一九三三~三九年ポーランド
脱出―一九三九~四〇年ドイツ、ポーランド、フランス、イギリス
最初の捕獲―一九四〇年スコットランド
堂々めぐり―一九四〇年ノルウェー、ブレッチリー・パーク
エニグマの秘密を守れ―一九四〇年五~九月フランス、ブレッチリー・パーク
行き詰まり―一九四〇年八~一〇月ブレッチリー・パーク
イタリア事情―一九四一年三月ブレッチリー・パーク、地中海
序章の終わり―一九四一年三月ノルウェー
現状打破―一九四一年五月アイスランド北方沖
プリムローズ作戦―一九四一年五月大西洋
KOパンチ―一九四一年六月アイスランド北方沖
疑惑―一九四一年五月~一〇月ブレッチリー・パーク、大西洋、ベルリン
諸刃の剣―一九四一年九月大西洋、カーボ・ヴェルデ諸島
無謀と無策―一九四一年十一月~一九四二年三月南大西洋、ノルウェー
二連字表を入手せよ―一九四一年十二月ブレッチリー・パーク、ノルウェー
ブラックアウト―一九四二年七月バレンツ海、ブレッチリー・パーク、イギリス海軍本部
局面打開―一九四二年一〇~一二月地中海、ブレッチリー・パーク
転換点―一九四二年十一月~一九四三年九月南フランス、地中海、大西洋
罠―一九四二年十一月~一九四三年三月南フランス
逮捕―一九四三年三~九月ベルリン
シャンルホルスト撃沈―一九四三年十二月バレンツ海
カヴァード作戦―一九四三年八月~一九四四年三月
パリ、インド洋、大西洋
最後の波瀾―一九四四年三~六月ドイツ、フランス、南大西洋

著者等紹介

シーバッグ=モンティフィオーリ,ヒュー[シーバッグモンティフィオーリ,ヒュー][Sebag‐Montefiore,Hugh]
元法廷弁護士のジャーナリスト。サンデー・タイムズ、サンデー・テレグラフ、オブザーバー、インデペンデント日曜版、デイリー・メール日曜版などで記事を執筆。1992年にデビュー作『ファッション界の王たち―モエヘネシー・ルイヴィトン合併物語』を上梓。現在はロンドン在住。家族は妻と子供3人

小林朋則[コバヤシトモノリ]
1967年生まれ。翻訳家。筑波大学第一学群人文学類卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

柳瀬敬二

8
ドイツ軍が誇る難攻不落のエニグマ暗号機とそれを解読しようとする連合国の学者チームの戦いがこの本の主軸ではあるが、Uボートや輸送船団を巡る海上戦闘の描写も多い。ドイツ軍の通信が常に筒抜けだった訳ではなく、ルールの変更によって解読不能になる時期があるなど、紙一重の情報戦が何年も続いていた。損傷を受け沈没寸前のドイツ軍Uボートに乗り込んで書類や暗号機を回収するイギリス軍の水兵の活躍なしでは解読作業は進まず、またドイツ側のエニグマへの過信がなければ解読不能になるリスクが常に付き纏っていた。2016/04/05

Aby

5
本書はブレッチリー・パークでの暗号解読の話だけではないのが,特筆すべき所.一つはポーランドの暗号解読員が果たした物語,二つに(暗号機ではなく)暗号表を入手すべく奮闘する海軍の物語,三つにハンス・ティロ・シュミットとフランスのエージェントの物語.これらが一つの大きな物語を構成している.ポーランド人のその後と,シュミットの家族のその後の話が,酷い.2015/01/04

ゆずこまめ

3
暗号解読って本当ーにに地味で地道な作業なんですね。思ってた以上に努力と根性の世界です。それに加えてひらめきと創意工夫も必要。これは大変だ・・・しかも解読のための資料をドイツから奪わないといけないから、前線の兵士たちは命がけです。スパイたちも命がけ。表面から見えないところでこんな濃い世界があるなんて、とてもスリリングでした。2011/10/17

ナリボー

2
興味本位で手にしたものの、余りに専門的で詳細な内容に、こちらの覚悟が追いつかず断念。2020/06/12

ききちょこ

1
イミテーション・ゲームを観て、エニグマの仕組みがよく分からなかったので。仕組みは本文とは別に付録に詳しく書いてあり、読むとなるほどと思うものの、やはり難しい。 本編は、ドラマチックな小説や映画のように、その世界に入り込んで現実に戻った時の、ふわふわとした倦怠感を感じました。 長い事もその理由ですが、暗号を巡って、様々な人の人生が絡まってとてもドラマチックで、実際にあった事だなんて!と思ってしまう。 一部の天才達だけの話だけではなく、解読のきっかけが、お金のために情報を売るという何とも生々しく、人間臭い。2015/06/27

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