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司馬遼太郎 歴史のなかの邂逅〈2〉徳川家康~新選組

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  • サイズ B6判/ページ数 428p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120038365
  • NDC分類 210.04
  • Cコード C0095

出版社内容情報

徳川家康と関ヶ原前後の諸大名から幕末の新選組まで。有名無名の人々の生の軌跡をたどり、人間の魅力を浮き彫りにする五十三篇を収録。

内容説明

歴史上の人物の魅力を発掘したエッセイ。

目次

家康について
徳川家康
『覇王の家』あとがき
家康と宗教
要らざる金六
ふたりの平八郎
関ヶ原は生きている
関ヶ原私観
毛利の秘密儀式
骨折り損
二条陣屋の防音障子
川あさり十右衛門
村の心中
白石と松陰の場合―学問のすすめ
ひとりね
享保の若者
非考証・蕪村 毛馬
非考証・蕪村 雪
安藤昌益雑感
山片蟠桃のこと
「菜の花の沖」余談―連載を終えて
『菜の花の沖』一 あとがき
『菜の花の沖』二 あとがき
『菜の花の沖』三 あとがき
『菜の花の沖』四 あとがき
『菜の花の沖』五 あとがき
『菜の花の沖』六 あとがき
ご先祖さま
ふと幕間に
洪庵のたいまつ
海舟についてのおどろき
男子の作法
六三郎の婚礼
武四郎と馬小屋
黒鍬者
鋳三郎と楊枝
芥舟のこと
左衛門尉の手紙日記
『胡蝶の夢』雑感―伊之助の町で
ああ新選組
新選組
土方歳三の家
『燃えよ剣』あとがき
清河八郎について
葛飾の野
新選組の故郷
奇妙さ
見廻組のこと
ある会津人のこと
河合継之助―「峠」を終えて
『峠』のあれこれ
峠―新潟・長岡
『最後の将軍―徳川慶喜』あとがき

著者等紹介

司馬遼太郎[シバリョウタロウ]
1923(大正12)年、大阪に生まれる。大阪外国語大学蒙古語科を卒業。1959(昭和34)年、『梟の城』により第四十二回直木賞を受賞。67年、『殉死』により第九回毎日芸術賞、76年、『空海の風景』など一連の歴史小説により第三十二回芸術院恩賜賞、82年、『ひとびとの跫音』により第三十三回読売文学賞(小説賞)、83年、「歴史小説の革新」により朝日賞、84年、『街道をゆく―南蛮のみち1』により第十六回日本文学大賞(学芸部門)、87年、『ロシアについて』により第三十八回読売文学賞(随筆・紀行賞)、88年、『韃靼疾風録』により第十五回大佛次郎賞をそれぞれ受賞。1991(平成3)年、文化功労者に顕彰される。93年、文化勲章受章。日本芸術院会員。1996(平成8)年2月、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さつき

65
二巻は家康から新撰組。家康や関ヶ原の戦いの顛末についての章が終わると、思いのほかすぐに幕末になり驚きました。やっぱり動乱の時代の方が小説のタネに溢れてるんでしょうね。『菜の花の沖』が未読なので近いうちに読みたいです。2019/10/06

AICHAN

39
図書館本。山片蟠桃が好きだ。播州の貧しい家に生まれ、13歳のとき大坂に奉公に出た。升屋である。蟠桃21歳のとき主人が死ぬ。残されたのは嬰児だった。升屋は傾いた。蟠桃はこの嬰児を助け、番頭として升屋再建に乗り出す。「蟠桃」という名乗りは「番頭」のことだ。ユーモアのある人だったのか、自分の分を忘れまいとしたのか。蟠桃はあくまで「番頭」として、ついに升屋を立て直す。こういう無私な人が私は好きだ。その生涯を司馬さんに描いてほしかった。2021/09/17

Kaz

38
司馬先生の随筆集の第2弾は、家康から新撰組までをフィーチャー。九州〜大阪〜東京で生まれ育った自身からすると、「関ヶ原は生きている」はなるほどとと実感することが多い。 その関ヶ原で中国の覇王から没落した毛利家では、毎年元旦早朝に筆頭家老と藩主の間で徳川征伐を確認し合う秘密儀式があったという。また、その家臣たちは徳川幕府に深い深い恨みを持ち、寝る時は江戸に足を向けていたという。大半の大名がお取り潰しにビクビクしていた江戸時代に、決して卑屈にならない。 いいねぇ、その心意気。2018/08/04

ラスカル

14
家康から慶喜まで。幕末にはいろいろな人物が出てきたのだなぁと感じた。竜馬、西郷などの有名どころだけでなく河井継之助や松浦武四郎なども興味深い。封建制度の中で埋没させられていた個人的な考え方を持つ人々が、表舞台に出てこられた時代の到来という事でしょうか?2019/11/15

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