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第百一師団長日誌―伊東政喜中将の日中戦争

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  • サイズ B6判/ページ数 610p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120038358
  • NDC分類 210.7
  • Cコード C0020

出版社内容情報

未公開だった師団長の日誌を元に日中双方の史料から検証を加え、日中戦争拡大への転換点となった第二次上海事変の全貌を探る

内容説明

昭和12年退役も束の間、師団長としての現場復帰を喜んだ伊東だったが、装備も訓練も不十分な速成師団を率いて進軍する上海、南京の前線は、神仏にもすがる過酷で不条理に満ちていた。軍上層と部下将校の間で懊悩する老将が書いた日誌の背景を、同時代の多彩な資料と研究成果から読み解く。

目次

第1章 日誌を読む前に
第2章 召集・出発
第3章 上海戦線へ
第4章 大場鎮
第5章 上海での休息
第6章 杭州攻略戦に参加
第7章 上海駐屯
第8章 徐州戦に部隊を派遣
第9章 武漢攻略作戦発動
第10章 廬山戦
第11章 その後の師団と伊東政喜

著者等紹介

古川隆久[フルカワタカヒサ]
1962年東京生まれ。1986年東京大学文学部国史学科卒業。1992年東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了(博士(文学))。広島大学専任講師、横浜市立大学助教授などをへて、日本大学文理学部教授。専攻、日本近現代史

鈴木淳[スズキジュン]
1962年東京生まれ。東京大学文学部国史学科卒業。同大学院人文科学研究科博士課程修了。博士(文学)。東京大学社会科学研究所助手、教養学部助教授を経て、同大学院人文社会系研究科・文学部准教授。専攻、日本近代史

劉傑[リュウケツ]
1962年北京生まれ。東京大学文学部国史学科卒業。1993年東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了、博士(文学)。1996年早稲田大学社会科学部専任講師、1998年同助教授、2003年同教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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呉淞、上海周辺地域を転戦した師団長の日誌。筆まめだったのか作戦への不安、規律の乱れへの嘆きなど赤裸々につづられている。さらに1日分の日記ごとに記入事項の裏付けや解説、大本営の反応、さらには中国側の動きまで詳しい記述が編者によって追加されている。一次資料を研究・出版する際の見本となるべき本。自分も研究者だったらこういう本を書いてみたいと願うだろう。2022/11/12

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