出版社内容情報
日本は新局面に到達し新しい日本型モデルの模索を始めた。長期不況の教訓、遅れた分野の改革、人づくりを軸とした長期課題を考える。
内容説明
日本経済は新たな局面を迎えているが、本書は、この大きな節目に日本が直面している短期(景気、デフレなど)、長期(公的部門改革など構造改革問題)、超長期(少子化・人口減少問題)などの重要問題をやさしく、理論的に検討する。人口減少下では経済成長率は下がるとの見方があるが、著者は、そうした環境変化にどう対応するかが問題でそれ如何では生活水準を高めていくことは可能だと主張、その対応策を検討する。
目次
序章 再生する日本経済と経済論議の振り子
第1章 二重の踊り場を抜け出した日本経済
第2章 いざなぎ超えの評価と三つの課題
第3章 長期停滞から得た教訓―マクロ経済運営の新常識
第4章 産業・企業・金融の再生と霞が関改革
第5章 人口減少と日本経済の潜在成長力
第6章 大労働力不足時代に入る日本経済
著者等紹介
小峰隆夫[コミネタカオ]
法政大学(社会学部、大学院政策科学研究科)教授。1947年生まれ。69年東京大学卒業。同年経済企画庁入庁、93年同庁調査局内国調査第1課長、97年経済研究所所長、98年物価局長、99年調査局長、2001年国土交通省国土計画局長。03年より現職。現在、経済企画協会ESPフォーキャスト調査検討委員会委員長(03年12月~)、年金積立金管理運用委員会委員(05年7月~)、家計経済研究所理事(06年4月~)、日本経済研究センター主任研究員(06年4月~)なども務める。経済を軸に広範な社会問題に関心を持ち、その透徹した分析力には定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
メルセ・ひすい
コニー