出版社内容情報
歌舞伎町の風俗ビル火災で恋人を喪った男は、事件の背後にわだかまるバブル崩壊に絡む闇経済の存在を知り、真相を追うが…。
内容説明
新宿歌舞伎町で雑居ビルが炎上。恋人を喪い真相を追う男の前に、バブル崩壊とともに封印されたはずの事件が浮かび上がる…。現代の暗部を抉る渾身の書き下ろし長篇。
著者等紹介
永瀬隼介[ナガセシュンスケ]
1960年、鹿児島県生まれ。週刊誌記者、ノンフィクション・ライターを経て、2000年に『サイレント・ボーダー』で小説家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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きあら
15
歌舞伎町の風俗ビルへの放火で恋人を失ったボッタクリバーのマスターの英二、難を逃れた彼女の同僚、彼女の客とで復讐を企むが、、、。始まりは、バブル時代の歌舞伎町の料亭・華燿亭。そこで何が起きたのか?バブルの狂乱、火災の怖さ、消防士の凄さを感じながら読めたが、誰視点で感情を込めれば良いのか悩む。文庫本の「ザ・バブル 新宿華燿亭事件」の方が題名としてしっくり来る。2019/11/03
terukravitz
4
図書館本★★★☆☆2020/08/13
navy
2
最初のうちは手こずったけれど水谷の正体が明かされる辺りからはなかなか楽しめた。なぜか多恵を最後まで好きになれなかった。2012/01/18
鈴と空
1
最後まで読みきれば“天使”の意味が理解(というよりは納得、だろうか)できるかと思ったんだけど、ピンとこないまま終わってしまった。あの人たちにとっては、ってことなんだろうとボンヤリとは思うものの、「天使……?」と。2010/06/24
オオイ
1
新宿雑居ビル火災と尾上縫事件をつなげてバルブ時代の話、今の所コノ人の本にハズレは無い。2009/09/15