内容説明
「失われた10年」の最大の失敗は、デフレが構造的であることを政府もエコノミストも認識できなかったことにある。“ミスター円”が岐路に立つ日本へ緊急提言。
目次
第1章 経済失政
第2章 第三次産業革命とグローバリゼーション
第3章 リオリエント
第4章 企業の衰退
第5章 制度化されたインフレ体質
第6章 マクロ経済学と構造的デフレ
第7章 金融システムの変貌と金融理論
第8章 世界経済を動かすグローバル化した資産市場
第9章 戦略的経営・戦略的経済政策
第10章 大恐慌の再来はあるのか
著者等紹介
榊原英資[サカキバラエイスケ]
1941年東京都に生まれる。東京大学経済学部を卒業。大蔵省に入省。ミシガン大学経済学博士号取得。埼玉大学助教授、ハーバード大学客員教授を経て、大蔵省理財局総務課長、同省国際金融局次長、同局長、財務官を歴任。現在、慶応義塾大学教授、グローバルセキュリティリサーチセンターディレクター
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