蛇行する川のほとり〈1〉

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  • サイズ B40判/ページ数 123p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784120033360
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

あの夏、あの川のほとりで少女たちになにが起きたのか…待望の書き下ろし三部作第一弾。

著者等紹介

恩田陸[オンダリク]
1964年宮城県生まれ。早稲田大学卒業。1992年、第3回日本ファンタジーノベル大賞最終候補作『六番目の小夜子』でデビュー。以降、ミステリ、ファンタジイ、SFなど、幅広い分野で、精力的に執筆活動をおこなっている
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ダイ@2019.11.2~一時休止

106
3部作その1。学園青春モノ。上と外みたいに序盤何もないな~、から最後の一行で急展開して続く。2016/10/27

あつひめ

93
恩田さんの出版数にしたら読了しているものがすごく少なかった6冊。こんなに美しく盛り上げていく作家さんなのになんで読まなかったのかな・・・。今回、一つの物語を3巻に分けているものを発見したので読んでみた。外堀を埋めるように、周りからじわじわと迫っていくような展開に目が離せなくなった。美しい少年少女たちがいったい何をたくらんでいるのか。真夏の暑い盛り。ジリジリと焼けつくような日差しとセミの声、川のほとりの不気味さ。読者の私は、もうこれで十分次の展開を受け入れる準備はできている。何が起きるのか。何があったのか。2013/05/05

藤月はな(灯れ松明の火)

38
再読です。この本を読んだのは中1の頃ですが「夏を舞台にした恩田作品が読みたい」病に罹りました(笑)恩田さん、「麦の海の果実」でもですが本当に「藪の中」がお気に入りなんですね。美術部に所属していた者としては舞台の背景図が気になって仕方ありません。「外で食べるのは野生との戦い」や女子特有の距離感や相手をこちらの世界へ引っ張ろうと秘かに伺うことなどにいつも頷いてしまいます。暁臣のように無邪気なようでいて強かでどこかしら残酷な少年や月彦のように不器用さの書き方も上手いと思ってしまいます。2011/07/09

佐島楓

28
美しいふたりの少女と、ふたりの少年。その中に迷い込む「私」は、少年から思いがけない言葉を告げられる・・・。ゆらめくような夏の日の中、不吉な影も揺れて見える。いったいこの少女たちに過去、何が起こったのか。二巻へ。 2013/03/15

はるき

25
美しく未熟な若者だけで演じられるサスペンス劇を見るようだ。平凡な女の子が招かれたのは憧れの美少女からの魅力的な誘い。美しい少女と魅力的な少年と過ごす時間は夢のように移ろう。しかし、徐々に舞台は不穏な雰囲気に包まれていって・・・・・。少女期の危うさとサスペンスを巧くミックスしている。2016/03/09

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