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内容説明
合衆国最悪の日。地獄と化したあの場所で、事件後一年を費やし収集された被災者たち41人の声。生還の裏に隠された衝撃的なエピソードの数々。
目次
北タワーにて
南タワーにて
周辺では
救出へ
間一髪で逃れて
ペンタゴンにて
著者等紹介
マーフィー,ディーン・E.[マーフィー,ディーンE.][Murphy,Dean E.]
1958年、ボストン生まれ。ノースウェスタン大学ジャーナリズム科卒、ジョン・ホプキンス大学大学院で外交問題の修士号を取得後、ロサンゼルス・タイムズ記者に。同紙の特集記事によりチーム・スタッフとしてピューリッツアー賞を2回受賞。その後6年間、同紙海外特派員としてポーランドと南アフリカ共和国に赴任。その間、ボスニア=ヘルツェゴビナなどの紛争をレポートするとともに、ケニアとタンザニアにおける米大使館爆破テロ事件もレポートした。1999年、アフリカ報道により「シグマ・デルタ・カイ賞海外特派員賞」を受賞。2000年7月からニューヨーク・タイムズ記者となり、ヒラリー・R・クリントン上院議員などを取材。現在、ニューヨーク・タイムズのサンフランシスコ支局長
村上由見子[ムラカミユミコ]
作家。アメリカ研究者。慶応義塾大学非常勤講師
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
sattin
2
ほかの本に引用があったのでそちらから。読んでる最中も鬱になりそうな内容でしたが、いざというときその場に留まるかどうかが運命の分かれ目なんだなと。実際南タワーではもとの場所に戻るようにと誤ったアナウンスがあったようです。ぶつかったときよりも、その後のエレベーターを使うかどうかや、ロビーにいるかどうかの判断が大事だったのですね。ツインタワーは片方からしか地上に出られない設計だったらしい。建物の出口が分かりやすいということも本当に大事なのだなと実感。2013/09/15
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1
【再読】寄稿者は文章を書くプロではないから色々と拙い点が見られるが、技巧に凝らない分まっすぐに現場の恐怖を語っている。 逃げたいのに逃げられない、どう判断して良いか分らない、判断をするのに情報が足らない。そして何より何もできない。そんな状況がひしひしと伝わってくる。正直厳しい。 是非再販して欲しい本だと思う。2016/09/15