内容説明
“平等神話”の崩壊後―それはすでにはじまっている…『不平等社会日本』を超え、犀利な「言葉」が私たち自身の「欲望の現在形」をうつしだす。
目次
1 大衆憎悪社会(楽をしてきたのは誰だ?;成果主義はなぜ挫折する ほか)
2 階層の閉域、言葉の閉域(透明な他者の後で;不平等を生き抜くためのブックガイド ほか)
3 00年代の格差ゲーム(そして平等ゲームが終わる;才と財 ほか)
4 暴力の現在形(スタジアムの「君が代」;消された憎しみ、消えた言葉―日本が消した「米国への憎しみ」 ほか)
5 横断されるメディア(騙しの無限連鎖を超えて―大岡玲との対談;マスメディアするインターネット ほか)
著者等紹介
佐藤俊樹[サトウトシキ]
1963年広島県生まれ。東京大学文学部社会学科卒。東京大学社会学研究科博士課程中退。東京工業大学工学部社会工学科助教授を経て、現在、東京大学総合文化研究科助教授。社会学博士。専攻は比較社会学、日本社会論
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