住宅顕信読本―若さとはこんな淋しい春なのか

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 135p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784120032714
  • NDC分類 911.36
  • Cコード C0095

内容説明

住宅顕信は、放哉・山頭火に続く自由律俳人として、海外でも知られるだろう。―いま甦る夭折の俳人。

目次

対談/住宅顕信がやって来る
顕信さんの俳句が見せてくれたもの
佐野史郎、遠慮がちに住宅顕信について語る
明るい住宅。
雨の俳人
顕信という「たたかい」
顕信の一撃
俳句と悲劇
俳句よりも俳句的
欠落と過剰
住宅顕信との出会い
「淋しい」という人
主客の一体化
国境を越える裸の表現
旅する顕信
笑える顕信
「海市」での顕信
顕信さんとのご縁
顕信をめぐる女たち
夭折詩人としての顕信
顕信は生きつづける

著者等紹介

辻仁成[ツジヒトナリ]
1959(昭和34)年、東京都生まれ。作家。主な小説に『ピアニシモ』(集英社、すばる文学賞)、『海峡の光』(新潮社、芥川賞)、『白仏』(文芸春秋、フランス・フェミナ賞)など。音楽や映画などさまざまなジャンルでも活躍中

香山リカ[カヤマリカ]
1960(昭和35)年、北海道生まれ。精神科医

小林恭二[コバヤシキョウジ]
1957(昭和32)年、兵庫県生まれ。作家。東京大学在学中「東大学生俳句会」の一員として活躍。著書に『電話男』(福武書店、海燕新人文学賞)など

長嶋有[ナガシマユウ]
1972(昭和47)年、埼玉県生まれ。作家、俳人。俳号・肩甲。俳句同人誌「恒信風」所属。著書に『猛スピードで母は』(文芸春秋、芥川賞)

石井聡亙[イシイソウゴ]
1957(昭和32)年、福岡県生まれ。映画監督。近作に『五条霊戦記』『ELECTRICK DRAGON 80000V』など
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夏野菜

4
住宅顕信が気になっている。得度、結婚、白血病、子供と二十五年の人生を駆け抜けた顕信。遺された句は、命を削り作られた。有名な、ずぶぬれて犬ころや若さとはこんな淋しい春なのか。絶句、夜が淋しくて誰かが笑いはじめた。どの句も病中作であることを超えた普遍性がある。2014/02/09

カツェ

1
病を抜いて句を鑑賞する長嶋有の文章が冷静。2021/03/14

如水

1
住宅顕信という俳人が非情に好きだ。著名人が、様々な角度から顕信を分析しているので顕信を知る人間が読めば、面白いと言えるだろう。ただし、知らない人間はまず初めに、顕信の小説および、未完成を読み込む事がお勧めである。それを読んで初めて顕信という人物をあらゆる角度から分析できるようになるであろう。2011/01/18

KARA

0
短文であるほど笑ってた2011/11/14

りえぞう

0
○。あまりにも速く生きてしまった自由律俳人をさまざまな人が語っているが、自分の句の読み込みが浅くて共感しきれない。2019/09/14

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/155124
  • ご注意事項

最近チェックした商品