松山巖の仕事
松山巌の仕事〈1〉路上の症候群―1978‐2000

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  • サイズ B6判/ページ数 478p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120031984
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

私たちのなかで何かがズレて、変わっていった―70年代末から現在までを通観する、町で抱いた“小さな疑い”の集大成。

目次

1 われわれは好みではなく、個人の嫌悪のなかで…―1978~1985(高島平団地;浅草六区;統治者の美学 ほか)
2 事態はいよいよはっきりしてきた―1985~1991(交差点;なくしもの;トマソン物件 ほか)
3 人間は数値ではない―1991~2000(「ウッチャリ拾ひ」;渡辺仁;同潤会アパート ほか)

著者等紹介

松山巌[マツヤマイワオ]
1945年(昭和20)東京生まれ。東京芸術大学美術学部建築学科卒
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

子音はC 母音はA

4
街歩きをする際にこのような切れ味を以て接していく心構えが欲しい。主に1980、1990年代の都内各地の街の機能を鋭い観察眼を素っ破抜いた快作である。未だに有効な視点がちらほらある。マクロ、ミクロ横断しながら闊達に語る。2014/12/28

石井は生きている

0
とても面白い。2014/01/25

きくまる

0
1970年代から以降の日本、どこがゆがんできたのかの源を辿るように書かれた評論集。昔は良かった系の本特有の、今更言っても仕方ない感で見てしまうと疲れるけど、最後に筆者が述べている『状況がどれほど絶望的であろうととも、信念を把持し、見えにくいなにかに眼を凝らすこと』『考えることからしか始まらない』の言葉に救われた思い。松山さんの持つ信念とはなんだろう、とそれが知りたくて彼の本を読むのかもしれない。色々なことが、大きく速くなりすぎて、感覚や思考が追いついていかないんだよなあ…。2012/05/26

a075

0
ここ30年の「時代」を考えさせる。そして2000年から今日までも考えさせられる。よみやすい。作者が想定しなかった方向に現代は進んでいるようだ。週休2日さえ新鮮に感じる。2009/03/06

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