懐かしい未来―甦る明治・大正・昭和の未来小説

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  • サイズ B6判/ページ数 357p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120031540
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0095

内容説明

奇想天外?天真爛漫?荒唐無稽?明るく元気な未来を夢想した先哲の幻の作品がいま甦る!未来を描けなくなった現代人を触発する驚異のアンソロジー&解説集。

目次

夢の月世界旅行
いつも世界は滅亡する
革命的に実現する理想社会
完全無欠の医学神話
全知全能のロボット伝説
幻想は未来を創る
摩訶不思議な発明

著者等紹介

長山靖生[ナガヤマヤスオ]
1962(昭和37)年生まれ。鶴見大学歯学部卒。歯学博士。文芸評論、社会時評、科学史研究など多岐にわたる活動をとおして近代日本のイメージを刷新する仕事を手掛けている。1996年、『偽史冒険世界』(筑摩書房)で第十回大衆文学研究賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

猫丸

9
明治から昭和前期までのSF作品を15編収録。驚異的な先見性をもつ作品もあるし、科学とは名ばかりの素朴な冒険譚もある。やはり世紀をまたぐところで人は来し方行末を想うものらしい。未来世界の人はみな自殺によって世を去るのが標準である。自殺もできない者のために巡査が撲殺して廻ることになるだろう、とは漱石先生の「猫」に出てくるエピソードだ。まだ見ぬ未来は必然的に今とは違っている。そう考えるのが普通で、終わりなき日常がダラダラと続くと思えば精神的閉所恐怖に陥る。21世紀初頭に生きる我々は未来を持つか?2021/10/26

Tadashi_N

7
昔の未来の方が、夢があった。2014/09/03

せんか

2
「ロボットとベッドの重量/直木三十五」のみ青空文庫で読了。いわゆるネトラレ→復讐?ですねわかります。他のも読んでみたいけど収録作品が分からない。2012/01/20

しゅ

0
昔(明治~昭和初期)の人が考えていた未来ってどんなものか興味があり、読んだ。 読んでいて退屈してしまったのは、当時の世相等の知識がない所為だと思う。2012/04/30

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